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高齢者がいつまでも安心して地域で暮らし続けることができるよう、医療や介護などの専門的な支援から、地域住民の支え合いによる日常生活の支援まで、幅広い支援を一体的に提供する仕組みを、「地域包括ケアシステム」といいます。
地域のあらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら自分らしく活躍できるまちを目指して、医療や介護、生活支援に係る多くの関係者や市民とともにその実現に向けて取り組んでいきます。
松阪市では、「松阪市第9次高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」に基づき、「予防」「生活支援」「認知症」「権利擁護」「医療」「住まい」「介護」の7つの基本方針を定めて地域包括ケアシステムのさらなる推進を目指しています。市民個々の尊厳が守られ、住み慣れた地域での生活が安心して維持できるよう、関係機関とも連携をはかりながら各事業を進めます。
また、松阪市地域包括ケア推進会議を開催し、松阪市における課題の確認や解決のための取り組みについて協議していきます。
~健康づくりと介護予防の推進~ |
できるだけ長く健康な状態で過ごせるよう、健康づくりや「運動器の機能向上」「口腔機能の向上」「栄養改善」「認知症予防」を軸とした介護予防に取り組んでいます。また、高齢者自身がこれまで培った経験・知恵・技能を生かし、社会で活躍できるよう、高齢者の生きがいづくりを応援しています |
~高齢者が地域で暮らす体制づくり~ |
日常生活の維持に必要な支援や、相談や見守りなど、日々の安心につながる体制づくりを推進します。地域の身近な窓口である地域包括支援センターとも連携をはかっていきます。 |
~認知症施策の充実~ |
認知症に対する理解の浸透や知識の普及・啓発や、認知症の人を地域で見守る体制づくりの強化をはかります。
H29.1.29実施 高齢者見守り声かけ訓練 [その他のファイル/284KB] (株式会社メディサポジャパン様、了承の上掲載しております) |
~権利擁護の推進~ |
虐待や消費者被害など、個人の尊厳や権利が侵害されることがないように、見守りや相談、支援のための関係者の連携を深めるとともに、成年後見制度の利用を促進します。 |
~在宅医療と介護の連携~ |
医療的な支援が必要であっても、住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、関係する多くの専門職によるより良い連携を促進します。 |
~安心して暮らせる地域づくり~ |
自宅で生活を送ることが困難になっても安心して生活が送れるよう、住まいそのものだけでなく、自然災害や感染症等も想定した適切な対応について準備を進めます。
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~介護を受けながら安心してできる暮らし~ |
今後必要と見込まれる介護保険サービスのニーズに対応できるよう、家族支援も含めたサービス提供体制の整備や要介護認定の適正化をはかっていきます。 |
広報まつさかでは、高齢者が安心して暮らせるまちづくりのために取り組んでいる様々な方々にインタビューを行い、その内容を毎月掲載しています。
「高齢者の暮らしを考える」のページから記事がご覧いただけます。