『おかえりSOSネットワークまつさか』は行方不明になる可能性のある高齢者の方について事前登録していただき、行方不明になられたときに、地域の皆さまのご協力で早期発見・保護につながるよう、協力者や協力機関の携帯電話等へメール等の配信を行うものです。
申請・登録
「おかえりSOSネットワークまつさか登録票」に必要事項を記入・押印の上、ご本人の写真を持参し、下記の申請先にご提出ください。
おかえりSOSネットワークまつさか 登録票 [Excelファイル/61KB]
認知症で行方不明になる心配のある高齢者の方の情報を登録します。
【登録する高齢者の情報】⇒住所、氏名、年齢、顔写真、その他の特徴など
登録された方には、“夜でも目立つ黄色の「反射材シール」”を配付しますので、日頃お使いになる靴や杖などに貼ってご利用ください。
シールには「松阪市○○○」という登録番号の表示がされています。
反射材シールの再発行はありません。服や持ち物に直接番号を記入していただく、市販のシール等を活用していただくなどで構いません。もし行方不明になられたら、警察に「○○に番号が記入してあります。」と伝えてください。
※認知症高齢者等個人賠償責任保険について
- (1)おかえりSOSネットワークまつさかに登録のある方
- (2)本人が40歳以上で松阪市に住民登録があり自宅で生活されている方
- (3)介護保険申請の主治医意見書に認知症の診断名のある方
(1)~(3)すべてを満たす方は、認知症高齢者等個人賠償責任保険に加入することができます。
詳しくは「認知症高齢者等個人賠償責任保険」をご覧ください。
申請先・登録先
申請先(※太線は、担当課) |
登録先(情報の共有先) |
松阪市高齢者支援課
各地域振興局地域住民課
各地域包括支援センター
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松阪市(各地域振興局を含む)
地域包括支援センター
松阪警察署
松阪地区広域消防組合
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登録された方が行方不明になったら
まずは警察署にご連絡ください。 松阪警察署 電話 (0598) 53-0110
姿が見えなくなった、いつもの時間に帰ってこない等、行方がわからなくなった時には、いち早く発見・保護できるように、すみやかに警察へ連絡をお願いします。
捜索が必要な場合には、直接、警察署に出向き、「行方不明者届」の申請が必要となります。(ご本人の写真と申請者の印鑑が必要です)
その後、警察またはご家族から市の高齢者支援課へ連絡を受けます。
高齢者支援課から、ネットワーク協力機関等(認知症サポーターや介護事業所など)に行方不明の状況等を配信します。
メール配信を希望される際には、氏名や顔写真の公表に同意していただくことで、より迅速な発見・保護に繋がります。
松阪市内での最近の事例
- 毎日同じ時間に散歩に出る高齢者が帰宅できずにいたところ、おかえりSOSメールを受信した近隣の住民が近くの側溝でうずくまっている高齢者を発見し、無事を確認することができた。
- おかえりSOSメールで情報を受け取っていた協力店舗の方が、店の付近でよく似た方がいると松阪市役所へ連絡。すぐに警察が駆け付け、無事にご家族のもとへ帰ることができた。
- 行方不明となり、おかえりSOSメールの配信を行ったことを機に、同居家族が認知症に気づき、受診のきっかけとなった。
- 台風が接近する荒天のなか、雨具なしに歩く高齢者を発見した松阪市消防団員が声をかけて保護。おかえりSOSメールを受けた消防団事務局から、分団長に連絡が届き、保護している男性であることが判明。無事にご家族のもとへ帰ることができた。
- 道端で保護された方の靴にSOS登録番号シールが貼ってあり、事前登録されていたことで警察ですぐに個人の特定ができ、無事にご家族のもとへ帰ることができた。
- 事前登録していなかった方が行方不明になり、家族が警察に届け出たあとで、松阪市役所にも連絡。電話で行方不明になった方の特徴を聞き、メールを配信。その後無事に発見された。
実際に行方不明の方を見かけたときは、どうすればよいのでしょう?
内容
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確認いただく状況と対応例
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本人の様子
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道に迷っている様子の高齢者を見かけたら、次のことを確認しましょう
- 靴や持ち物に目立つ黄色のシールが貼られている(おかえりSOS登録番号が記載された反射材シール)
- 季節はずれの服装や、寝巻姿で歩いている
- ちぐはぐな履物を履いていたり、素足で歩いているなど不自然
- 思いつめたように一点を見つめて歩いている、または、視線が定まらない
- 持ち物に名札(連絡先)がついている、など
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発見したとき
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相手を驚かせないよう、次のことに気をつけましょう
- 急に近づかない(一定の距離をおき、まずは様子を見守る)
- 大声で声かけしない(あいさつなど笑顔で声をかける)
- 後ろから声をかけない(前にまわって、ゆっくり声かけ)
- 矢継ぎ早に質問しない
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声の掛け方
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やさしく次のように声をかけてみてください
- 「こんにちは」
- 「お出かけですか」
- 「ご自宅はどちらですか」
- 「何かお手伝いしましょうか」
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保護する
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まずはその場に留めることが大切です
- 「少し休まれてはいかがですか」などと声をかけ、落ち着ける環境でひと息ついてもらいましょう
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その後の対応
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「困っている方がいます」など、警察へ通報してください
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さりげない手助け・見守りが高齢者と家族を支えます
- 日頃から地域であいさつなどの見守り、声かけ運動にご協力をお願いします。
- 地域で、行方不明になる心配がある高齢者をご存じの方は、ご家族などに事前登録をおすすめください。
- 認知症を正しくご理解いただくため、認知症サポーター養成講座を行っています。講座の受講を希望される方は、担当窓口までお問い合わせください。