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『児童発達支援 地域スクール事業』は、心身の発達に心配のあるまたは障がいのあるこどもの「長期休暇期間等における日中の居場所づくり」や「保護者のレスパイト」などを中心としたデイサービス事業であり、その前身は、平成16年、現度会特別支援学校と玉城わかば学園の地域支援として開始されたサマースクールです。
平成17年新市誕生を機に市が運営の中心となり、翌18年からは市が事業運営をNPO法人エールの会に、同25年度以降は松阪市社会福祉協議会に委託して継続してきました。同28年からは『松阪市障がい児サマースクール』を『松阪市児童発達支援 地域スクール』に改め、通年型の事業に拡大して実施してきたところです。
約20年にわたり、たくさんのこどもたちや保護者の方々に親しまれてきた『地域スクール』は、松阪市社会福祉協議会やNPO法人エールの会はもちろん、多くのスタッフやボランティアのみなさんによって支えられてきました。こどもたちには長い休みを楽しく過ごせる支援であり、ご家族にとっては、レスパイトはもちろん、悩みやつらさを共有できるつながりの場となり、そして数多くのボランティアのみなさんには障がい福祉を考える機会として、大きな役割を担ってきました。
『地域スクール』での出会いは、かけがえのないつながりとしてこの先もずっと続いていきます。
この『地域スクール事業』従来の目的の一つは「こどもの長期休暇中の居場所づくり」や「保護者やご家族のレスパイト」でした。事業発足当初は、市内の障がい児サービス提供事業所も少数でしたが、現在は、当センター開設時(平成28年)と比較しても約4倍に増加しており、こどもたちや保護者の方々の選択肢も拡充されつつあります。
こうした現状を踏まえ、令和7年度から、この『地域スクール』の内容を見直し、もう一つの目的である「地域の方々との交流」「障がいへの理解を深め、地域で世代を超えてつながる」地域支援に注力していくため、事業名称を『地域スクール』から『いんくるコミュ』へと改めることとしました。
『いんくるコミュ』は、インクルーシブ・コミュニティの略であり、「多様な個性や価値観を認め合い、すべてのこどもたちがともに育ち、暮らしていく地域共生社会」にアプローチしていきます。
『地域スクール』では、これまでにもたくさんの地域の方々に関わっていただきました。『いんくるコミュ』では、より一層、心身の発達に心配があるまたは障がいのあるこどもたちと地域の方々が、日常生活を送る地域で世代を超えて交流し、つながる場を提供していきます。
夏休み期間中、市内3つの住民自治協議会のみなさんといっしょに『いんくるコミュ』を実施します。
【協力】NPO法人エールの会
6月2日(月曜日)~20日(金曜日)
お申し込みはこちらから → https://logoform.jp/f/qky6E
※お電話での問い合わせも可能です(30-4411)
すべての日程にお申し込みいただけます。もちろん、1日だけの参加も可能です。
*【内容】は、一部変更する場合があります。
「いんくるコミュ」参加者募集チラシ [PDFファイル/673KB]
【日時】7月24日(木曜日) 13時30分~15時30分
【場所】徳和地区コミュニティセンター
【内容】ミュージックセラピー&ボッチャを楽しもう!
【日時】7月31日(木曜日) 10時~12時
【場所】花岡地区市民センター
【内容】いろいろなニュースポーツを楽しもう!
【日時】8月21日(木曜日) 10時~12時
【場所】米ノ庄地区コミュニティセンター
【内容】和太鼓リズムで楽しもう!
市内在住の、心身の発達に心配のあるまたは障がいのある18歳以下のお子さん
(保護者の方の参加は自由です)
各日10名程度(申込多数の場合は、抽選の可能性あり)