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近年、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺が急増しています。
令和6年の被害状況(松阪市)
オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺 被害件数46件 被害額約1億6,400万円
SNS型投資・ロマンス詐欺 被害件数23件 被害額約1億8,162万円
合計 被害件数69件 被害額約3億4,562万円
これらは警察に被害が報告された数ですので、実際にはこれよりも多くの被害が発生しているものと思われます。
そこで、松阪市民の皆さんの大切な財産を守るために、市・市民・事業者が一体となって、特殊詐欺等の被害を防止するために「松阪市民を特殊詐欺等から守る条例」を制定しました。
特殊詐欺の被害で、もっとも多いのがATMを利用したものです。
ことば巧みにATMコーナーに誘導し、携帯電話・スマホで操作を指示してお金を奪う。
この手口が 全体の半数 近くを占めています。
そこで、ATMコーナーにおいて、携帯電話・スマホで通話すること自体を原則禁止とし、被害が発生することを未然に防ぎます。
※条例では、第7条で「正当な理由がない限り携帯電話機等を使用して通話しながらATMを操作してはならない。」と規定しています。
自分自身だけでなく、家族や友人・知人、事業者であればお客さんが「詐欺の被害にあっているかもしれない」「詐欺の被害にあいそうだ」と思ったら、
迷わずただちに警察に通報・相談してください。
一人では、自分がだまされていることに気付けないことがあります。
家族や地域、職場などにおいて、みんなで詐欺被害の発生を防ぐよう協力しあいましょう。
ATMに次いで被害が多いのはプリペイド型電子マネーを悪用したものです。
コンビニエンスストアなどで販売しているプリペイド型電子マネーは、金額が決まっているものと、自分で好きな額を設定できるものとあります。
未納料金や違約金などの名目で、高額な電子マネーを購入させて奪うのが手口です。
プリペイド型電子マネーはPosaカードといいます。Posaは「Point Of Sales Avtivation」の略です。
(1)カードに書かれている金額、もしくは自分で任意に決めた額でカードを購入します。
(2)購入したことによって、カードに書かれている金額、もしくは自分で任意に決めた金額が有効になります。
(3)カードに書かれているコードなどをパソコンやスマホで登録することによって、電子マネーとして使えるようになります。
上記仕組みの(3)の段階で、「カードに書かれているコードなどを写真を撮るなどして送る」ように仕向けられます。
(2)の時点で支払いが済んでいるので、そのコードさえ入手すればカード自体が手元になくても電子マネーとして使えるようになります。
つまり、「コードなどを送る=現金を送る」ということになります。
Posaカードを利用して「未納料金を払う」「違約金を払う」などといったことはありえません。
ご自身で使う分にはとても便利なPosaカードですが、他人から頼まれて購入することは避けてください。
購入する前にセルフチェックを → https://logoform.jp/form/Ty2e/1243695