阪神・淡路大震災による犠牲者の内、倒壊した住宅や転倒した家具の下敷きとなった方は約80%にのぼり、新潟中越地震においても負傷者の約40%が家具の転倒などによるものでした。
また、平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震においても家具の転倒により犠牲となられた方がいらっしゃいます。このことから、地震への備えとして家具の固定が重要なことが改めて認識されました。
南海トラフの巨大地震をはじめとした大規模な地震の発生が懸念されるなか、家具の転倒を防止するためにL字金具やチェーン等による家具固定を行いましょう。
また、松阪市では高齢者のみの世帯や障がい者などの災害時要配慮者が居住する世帯を対象に、家具固定を無料で行っています。
市内に住所があり、次のいずれかに該当する方です。
公営住宅やアパート等にお住いの方も利用できます。(所有者の承諾が必要です。)
老人ホーム等に入所している方、過去に当事業を利用したことがある方は対象となりません。
タンス・食器棚などの家具を、L字金具やチェーンなどで壁や柱などに固定します。
固定する家具は3つまでとします。冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの家電製品やピアノは除きます。
市が業務委託する団体(公益社団法人松阪市シルバー人材センター)が伺い、無料で実施します。
50世帯(先着順)
令和3年4月1日から令和4年2月28日まで
※上記期間以外でも受け付けますが、実施が次年度(6月以降)になる場合があります。
上記の対象要件が確認できるもの(健康保険証の写しや各種手帳の写し等)を持参して、防災対策課または各地域振興局地域振興課へ申し込みください。
なお、建物の所有者が申込者と異なる場合は、家主の承諾が必要です。