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地球温暖化とは、人為的に排出される二酸化炭素等の温室効果ガスの増大によって、自然の変動範囲を超えて、地球の平均気温が上昇することです。単に気温が上昇するだけでなく、降雨量や台風の発生状況の変化など多くの地球規模の気象変化を生じ、わたしたちの生活を取り巻く環境が大きく変動することが懸念されます。
出典)全国地球温暖化防止活動推進センターより
地球の表面は、もともと温室効果ガスに覆われており、その効果で地表面から放射される熱が宇宙空間に逃げていくことを防いでいます。地球全体の平均気温は約14℃前後といわれており、大気中の温室効果ガスは、生物の生息・生育にとって適度な温度に保つ役割を担っています。まさに温室効果ガスは、地球にとってなくてはならない存在です。
それではなぜ、温室効果ガスが問題視されるようになったのでしょうか。問題は急激な増加により、熱の吸収量と放出量のバランスが崩れてしまった点です。1750年頃から始まった産業革命以降、石炭、石油などの化石燃料の使用量拡大やフロン類をはじめとする化学物質の生産・使用などにより、温室効果ガスが、大量に大気中に放出され、現在に至っています。有効な地球温暖化対策を取らなかった場合、さらなる気温上昇により、異常気象や海面上昇を引き起こす一因となります。
出典)全国地球温暖化防止活動推進センターより
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