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平成24年度の診療報酬改定では「専門の研修を受けた看護師の同行訪問」を評価する訪問基本療養費が新設され、令和4年度の診療報酬改定では、さらにその範囲が拡大されました。
「訪問看護基本療養費(1)ハ」とは、緩和ケア、褥瘡ケアまたは人工肛門ケアおよび人工膀胱ケアに係る専門の研修を受けた看護師が、特定の算定対象者に対して他の訪問看護ステーションや保険医療機関の看護師等と共同して、同一日に訪問看護サービスを提供した場合に算定できる療養費です。
そこで、松阪市民病院訪問看護ステーションでは、利用者さんやご家族が安心して自宅で療養できる事を目的に“がん看護専門看護師による同行訪問”を始めます。利用者さんのご自宅に当ステーションのがん看護専門看護師が訪問看護師に同行して伺い、ケア方法や対処方法について専門的なアドバイスをさせていただきます。
訪問看護を利用し、悪性腫瘍の症状緩和治療もしくは化学療法を行っている利用者
医療保険の区分により負担金額は下記のようになります。
1割 | 2割 | 3割 |
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1,285円 | 2,570円 | 3,855円 |
20km未満 | 20km以上 |
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250円 | 500円 |
現金によるお支払いになります。
請求書が出来上がり次第、利用者さんのご自宅へご連絡させていただきます。
当訪問看護ステーションの「個人情報の取り扱いについての説明書」に応じた取り扱いを行います。
電話で訪問看護ステーションに対象となる利用者の方の状態、依頼内容などについて連絡する。
その後、申込書をFAXもしくはメールに添付する。(当院が作成した申込書を使用)
利用者へ、専門看護師の同行訪問について説明し同意を得る。(当院が作成した説明書と同意書を使用)
同意書は2部コピーをとる。(原本は当院用、1部は利用者用、1部は依頼した訪問看護ステーション用)
訪問看護指示を出している医師へ、専門看護師の同行訪問を依頼することを伝え了承を得る。
訪問看護ステーション、専門看護師と同行訪問の日程を調整する。
訪問看護師に専門看護師が同行訪問しケアを実施する。
専門看護師の訪問は原則月1回の訪問となる。継続が必要な場合はご相談いただく。
がん看護専門看護師より、訪問看護ステーションへ報告書を記載し送付する。
請求書ができ次第、当院より利用者に連絡させていただく。
松阪市民病院訪問看護ステーション
TEL:0598-21-8758 FAX:0598-21-8165
Mail:mchhoumon@city-hosp.matsusaka.mie.jp
管理者:中嶋 奈穂子
がん看護専門看護師:杉野 早也佳