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松阪牛を育てる仕事

(牛の世話は大変だ)


阪さん
私も松阪牛を育ててみたいと思ったんですけど、
話を聞いてみると、ずいぶん大変そうですね。

おじさん
そう、たくさんの人においしくて安全で安心な牛肉を食べてもらえるようにする仕事だから、
今まで話したように、注意しなければならないことが多くてむずかしいよ。
(「松阪牛ってどんな牛」を見てください)。
牛を育てる牛舎(ぎゅうしゃ)は、
冬は暖(あたた)かく、夏は涼(すず)しくなるようにつくらなければならないね。
寒い風が入らないようにかこいをしたり、
夏は大きな扇風機(せんぷうき)を何台もフル回転させて、
牛が気持ちよく暮(く)らせるようにするんだ。

阪さん
とても手間がかかるんですね。

おじさん
それだけじゃないよ。えさも肉の味と大いに関係があるんだ。


(牛は何を食べるの?)

りっぱな松阪牛になってね松くん
牛は草を食べる動物でしょう。
草をやればいいんじゃありませんか?

おじさん 
松阪牛には大麦、大豆のかす、とうもろこし、
稲(いな)わら、ふすま(小麦の皮を粉にしたもの)
などを食べさせるんだよ。
しかも、成長の段階(だんかい)によって量を変えたりする。
このような努力によって、霜降(しもふ)りのたくさんある、
おいしくてやわらかい肉ができる。
 

ビールを飲むと食事がおいしい? 阪さん
そうだ、松阪牛にはビールを飲ませる
って聞きましたけど、なぜですか?

おじさん
牛の食欲(しょくよく)が出てよく太るようにと、
ビールを飲ませる場合があるんだよ。
全部の牛がそうではないけどね。

松くん
肉がたくさんできるように太らせるのがいいんですね。

おじさん
そうでもないんだね。やたらに太らせても、皮下脂肪(皮と肉の間のあぶら)ばかり付いて
かんじんの肉が増えなければだめだから、
余計なあぶらが付かないように、えさの内容を充分に考えなければならない。


(いい牛を育てるのは楽しい仕事)

阪さん
細かいところに神経を使う仕事ですね。

おじさん
牛は神経質なところもあるから、静かで清潔(せいけつ)な場所で育てなくてはならない。
そういうことも肉の良い悪いに影響(えいきょう)するからね。
それに、毎日ようすを見ながら、えさはよく食べるか、
体の調子はいいか、など注意していなくてはならない。
えさや水は毎日与える必要があるから、土曜日も日曜日もない、忙しい仕事だね。

松くん
思っていたより大変な仕事だ。

おじさん
でも、好きな仕事だから楽しいし、自分の育てた牛が立派(りっぱ)に大きくなるのはうれしいよ。
ぜひ、若い人たちにも後に続いてもらいたいな。


解説・肥育農家の仕事

松阪牛を育てる農家の規模は様々で、数頭の小規模なものから、
100頭以上の大規模なものまであります。
肥育頭数や育てる人の数により多少の違いはありますが、
牛は1頭1頭個性のある動物で、それを20~30ヶ月かけて育てて、
安全で安心な肉牛に仕上げて送り出さなければならないため、
細心の注意と優れた技術、豊かな経験が要求されます。
松阪牛は放牧ではなく牛舎で肥育するので、牛がストレスを感じることなく充分に、
えさを食べて大きくなるような構造の牛舎で清潔な環境を維持しなければなりません。
牛の特性を把握した適切な肥育内容、夏の高温で牛がまいらないような温度管理、
余計な脂肪が付かず霜降り肉が多くできるような飼料の配合、
その他多くの面で手をかけ愛情を注いだ結果、おいしい松阪牛ができるのです。


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