松阪牛とみとめられる条件はいくつもありますが、育てる場所と期間も決められています。
2004年(平成16年)11月1日現在の松阪市を中心とする22市町村の地域の中で育てられる期間が
ほかの地域よりも長く、そしてそれが最後に育てられる地域であること、となっています。
なぜ2004年11月1日の市町村の範囲にしているのかというと、
2005年(平成17年)から松阪市の周辺の市町村は、市町村合併で多くの市や町や村が一つになったところがあり、
その範囲がすっかり変わってしまった場合があるためです。
松阪市は、嬉野町(うれしのちょう)・三雲町(みくもちょう)・飯南町(いいなんちょう)・飯高町(いいたかちょう)と
2005年1月に一つの市になりましたが、松阪(まつさか)牛(うし)生産(せいさん)地域(ちいき)の地図でわかるように、
すべて松阪牛生産地域にふくまれているので問題はありません。
しかし、生産地域の範囲以外の町や村と合併したところもあります。
津市(つし)や大紀(たいき)町(ちょう)(大宮町(おおみやちょう)・紀勢町(きせいちょう)・大内山村(おおうちやまむら)が
合併して大紀町になりました。
大宮町だけが松阪牛生産地域です)などです。
このような場合でも、松阪牛の生産地域は変わらず、合併する前の津市や大宮町の範囲までです。
したがって、松阪牛生産地域は今までの市町村の範囲でしめすことになります。
22市町村は次のとおりです。
松阪市、津市、久居市、伊勢市、白山町、一志町、香良洲町、三雲町、嬉野町、明和町、美杉村、小俣町、御薗村、玉城町、多気町、勢和村、飯南町、飯高町、大台町、度会町、大宮町、宮川村