牛肉の味、かたさ・やわらかさ、あぶらが多いか少ないか、などは牛の1頭1頭でみなちがっています。
それをA・B・Cの3種類(歩留(ぶど)まり)と1・2・3・4・5の5種類(肉質(にくしつ))の分け方を組み合わ
せて、見てわかるように表したのが牛肉の格付けです。
ちなみに、歩留まりは食べられる部分がどれくらいあるかを表しており、肉質は肉や脂肪の色やきめ細かさ
などを表しています。みなさんがふだん食べているサイズの小さい肉にする前の、大きな肉
(枝肉(えだにく)といいます)のときに、それをもとに専門の人が目で見て決めます。
ただし、いろいろな人や会社が別々に格付けを決めると同じものにならないので、
社団法人(しゃだんほうじん)日本食肉格付協会(にほんしょくにくかくづけきょうかい)
というところが全国共通の基準(きじゅん)を作り、それをもとに行なわれています。