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松阪市では、公開審査により選定された市内の中小企業1社に対し、試作品の改良、実証からマーケティング、販売促進など切れ目なく伴走支援し、経営力向上を目指す自治体初の取り組みである「中小企業ハンズオン支援事業」に取り組んできました。
この度、同事業の公開報告会を3月22日(木曜日)松阪市産業振興センター カリヨン別館(三重県松阪市日野町788番地 カリヨンプラザ1階)にて開催いたしました。
はじめに中小企業ハンズオン支援事業の事業実績について三重化学工業株式会社 代表取締役社長の山川 大輔氏より報告がありました。
報告の中で山川社長は、小さな変化を積み重ね大きなチャンスを生む、これはまさに今回のハンズオン支援事業に当てはまるとし、資金面での援助だけでなく、人的ネットワークの強い支援を得られたことが、短期間で成果を生み出すことに繋がったと話されました。
中小企業伴走型事業補助金審査委員の方の質疑応答及び意見交換の後、同審査委員長の西村訓弘三重大学副学長の事業総括がありました。西村委員長は、本事業について、中途半端にせず、1社のみを集中的に支援にしたことがよい結果を生んだとし、コンサルティングをはじめすべてが一流のものを使い、一番に触れる、一番を見ることで山川社長の器が大きくなり、包容力ができてきた。山川社長をはじめ社員の意識も変化しつつあり、今後ますます三重化学工業は成長する企業になるとし、ハンズオン支援事業は、まさに社長をつくる支援であると感想を述べられました。
最後に挨拶に立った竹上松阪市長は、次年度のハンズオン支援事業について、さらなる支援体制の充実とサービス業に特化した形で行いたいとの展望を述べられました。