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市長定例記者会見　発言要旨（令和5年1月6日）

ページID：0119923 更新日：2023年1月13日更新印刷ページ表示

所感

新年あけましておめでとうございます。今年初めての定例記者会見ということで、皆さんと共に新年の喜びを祝いたいと思います。

まず発表が今年の漢字です。希望の「希」でございます。今回この字は結構気に入っているんです。上手に書けたなみたいなところがあります。令和3年、2年前は再スタートの「再」でした。再びという字です。去年は新しいスタートだと言って「新」という、新しいという字だったんです。ところが、それはコロナがそろそろ終息をして新しく行けるんじゃないかという希望を込めて書いたんですけれども、結局今第8波の真っ最中というところです。

実を言いますと、この冬休み期間中、松阪市の休日夜間応急診療所にものすごい人が来ていました。いわゆるコロナの検査をやるところがないというなかで、抗原定性検査を受け持っておりましたので、多くの皆さんが来られたということです。なんと、検査を受けた人の平均陽性率が7割を超えております。第8波が今すさまじい勢いで増えつつあるというのがよく分かるんですが、今、国の方の議論を聞いておりますと、どうも4月というのが1つのターゲットで2類から5類ということが具体的にそろそろ議論が始まったということでございます。ということはですね、多分今年度、今年令和5年という年は歴史で言いますと、正式にコロナが終息した年というふうになるのかなと思います。昔の100年前のスペイン風邪が、何年から何年でという言われ方をしていて、だいたい3年ぐらいという言われ方をしておりましたけれども、コロナのパンデミックがいわゆる弱毒化をして、そして普通のインフルエンザのような季節風邪というんですかね、それに近いものに変わっていった年というふうになるのかと思います。先の歴史から後を見ると、今年はそういう年に当たるのかなと、そうなると、今まで様々にコロナ対応をやってきたものが終わっていく1年になるというふうに感じております。
特に一昨日、市の職員に訓示を行いました。そのなかでも、いつもだいたい言う話なんですが、市役所の仕事は何かと、市民生活を支えるのが我々の仕事だと。そんなことをいつも言っております。コロナ禍の中でどういう活動をしてきたかと言うとですね、例えば、昨年の秋にコミュニティセンター条例というものができました。あと公民連携、いわゆる民間と行政が様々な形でタイアップをしながら事業を進めている。言ってみれば、行政だけで物事はなかなか進まなくて、地域の皆さんであるとか、民間の力を借りて共に物事を進めて行くことが、特にコロナ禍で進んだと思います。もちろんDx等も進みましたけれども、実はいろんな制約があるなかで、制約があるからこそ、地域とのパイプがより深くなる。さらには民間との連携が進む。そんなコロナ禍だったというふうに私は理解をしております。今年希望の1年と申し上げましたのは、そうしたものがコロナがある程度終息をしていくなかで、様々なですね、今まで、例えばコロナ対策で国の臨時交付金に頼っていた部分もたくさんあります。例えば、この15日から始まりますキャッシュレス決済第3弾、今回はPaypayと、Aupayになりますけれども、これこそまさしく市民生活を支える上で、最も消費が落ち込むのが2月と言われていますので、ここをターゲットにそれなりのポイントを付与しながら消費を支えていくということをさせていただいている、これが始まります。

けれども、それは国の臨時交付金があるからこそできます。そろそろ令和5年は、それが多分なくなっていくだろうから自分だけの力でもう一回王道を行かざるをえないというふうに考えております。王道って何かというと、いわゆるきちんと雇用を確保してですね、そして皆さん方の、ここにたくさんの企業に進出をしていただく。さらには市民生活をより暮らしやすくしていく、例えば子育ての環境をさらに整備をしていくであるとか、定住についてさらなる施策を打っていく、こういったいわゆる自治体として、基礎自治体としてやるべきですね、王道に立ち返ってそういう仕事をやっていきたいと考えております。