地震による大きな揺れが起きたとき、固定していない大型の家具や電化製品などは思わぬ凶器になります。火災防止とともに忘れてはならないのが、こうしたものの転倒・落下対策です。
家具の転倒防止法
- 間柱に補強材の横架材を取り付ける。
- L字型金具と鉄製の木ねじで止める。
- 二段重ねの金具は上下を平型金具で止める。
- コンクリート壁に固定するときはドリルで穴を開け、カールプラグを差込み、その上に補強横架材をネジ留めする。
固定できないときは……
- 壁にピッタリつける
- できるだけ板の間に置く。畳に置くときはベニヤ板を敷く。
- すべり止めをつける。
- 窓ガラスを背に置かない。
- 重い物を下に置き、重心を低くする。
などの工夫をしましょう。
火災防止対策
- 暖房器具の耐震自動消火装置が作動するかどうかを定期点検しましょう。
- ガスレンジなど火元のまわりは不燃化するとともに、いつも整理整頓をしましょう。
- 消火器は一定のところに置き、まわりにものを置かないようにしましょう。
- カーテンはできるだけ防炎加工のものにしましょう。
非常持出品の準備
- 避難場所での生活に最低限必要な準備をし、また負傷したときに応急手当ができるよう準備をしておきましょう。
- 非常持出袋などは、いつでも持出せる場所に備えておきましょう。