市では、「迅速な情報収集と情報分析」、「的確な意思決定」、「市民への迅速な情報提供」等を支援するための『防災情報システム』と、「被害認定調査の実施」、「罹災証明の発行」、「被災者情報の適正管理」等を行うための『被災者台帳システム』を構築するにあたり、システムメーカーが持つ様々なノウハウを反映し、本市に最も適したシステムを選定するため、公募型プロポーザル方式により募集しました。
平成30年7月17日より募集したところ、3社から参加申請書の提出がありました。参加資格審査の結果、いずれも参加資格を満たしており、この3社より企画提案書及び提案見積書が提出されました。その後、実施要領に基づき、平成30年8月22日に一次審査(書類審査)、平成30年8月31日に二次審査(プレゼンテーション及びヒアリング)を実施し、下記の審査結果のとおり最優秀提案者を選定しました。
所在地:愛知県名古屋市中区栄二丁目2番5号 電気文化会館8F
会社名:株式会社ファルコン
総合得点:751点/1,000点(二次審査)
見積金額:46,589,796円(税込)
松阪市防災情報・被災者台帳システム構築及び保守事業プロポーザル審査委員会を設置し、参加事業者から提出された書類による審査と、企画提案のプレゼンテーション、デモンストレーション及びヒアリングによる審査を行って選定しました。
松阪市防災情報・被災者台帳システム構築及び保守事業プロポーザル審査委員会設置要綱に基づき、10名の委員構成で審査を行いました。
選定基準に基づいて下記のとおり審査を実施し、最も高い点数を取得した業者を最優秀提案者としました。
提案内容評価(100点)
1. 基本情報(5点)
1-1 導入・運用実績(5点)
2. 業務基本方針(25点)
2-1 提案のコンセプト(5点)
2-2 実施体制(5点)
2-3 スケジュール及び作業内容(5点)
2-4 管理体制(5点)
2-5 役割分担(5点)
3. システム要件(10点)
3-1 システム構築方針(5点)
3-2 構築手法(5点)
4. 機能要件(30点)
4-1 防災情報システムの機能(15点)
4-2 被災者台帳システムの機能(15点)
5. 非機能要件(20点)
5-1 運用保守(5点)
5-2 障害・災害対応(5点)
5-3 セキュリティ対策(5点)
5-4 研修(5点)
6. 追加要素(10点)
6-1 追加提案(10点)
(1) 提案内容評価(200点)
1. 基本情報(15点)
1-1 導入・運用実績(15点)
2. 業務基本方針(60点)
2-1 提案のコンセプト(20点)
2-2 実施体制(10点)
2-3 スケジュール及び作業内容(10点)
2-4 管理体制(10点)
2-5 役割分担(10点)
3. システム要件(35点)
3-1 システム構築方針(20点)
3-2 構築手法(15点)
4. 非機能要件(60点)
4-1 運用保守(15点)
4-2 障害・災害対応(15点)
4-3 セキュリティ対策(15点)
4-4 研修(15点)
5. 追加要素(30点)
5-1 追加提案(30点)
(2) 機能評価(500点)
防災情報システム
1-1 基本仕様(10点)
1-2 メニュー構成(20点)
1-3 災害対応の履歴管理(40点)
1-4 災害情報管理(40点)
1-5 避難情報管理(40点)
1-6 避難所管理(40点)
1-7 備蓄品管理(40点)
1-8 職員参集(40点)
1-9 タイムライン(30点)
1-10 災害時要配慮者管理(30点)
被災者台帳システム
2-1 基本仕様(10点)
2-2 被害認定調査支援(40点)
2-3 調査票のデータ化(40点)
2-4 罹災証明発行(40点)
2-5 被災者台帳(40点)
(3) 価格評価(300点)
価格評価点=(最低提案見積額/提案見積額)×300
株式会社ファルコンは、官民連携により開発されたシステムを提案し、本市の災害対応業務に貢献する多彩なシステム機能、カスタマイズの柔軟性、運用後の保守及び機能追加等の対応などシステム構築から運用・保守に至る過程における対応等の点で評価されました。
また、上記の評価に加え、見積価格についても最低価格であり、内容及び価格の両面においても、本プロポーザルの目的に合う最適事業者であると考えます。