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市長定例記者会見　発言要旨（令和5年8月9日）

ページID：0142228 更新日：2023年8月9日更新印刷ページ表示

所感

まず、大型台風でございます。特に沖縄県の皆さんは大変な状況です。あの遅さ、大型で970ヘクトパスカルっていう状況で、なかなか動いてくれませんからね。特に大量の雨が降ると土砂災害等々が心配で、そういう被害が最小限に抑えられるように祈っております。でも、考えてみると明日は我が身みたいなところもありまして、これからまだまだ台風は発生していきます。幸いコロナの前からですから約5年間、この地域には台風の直撃がございません。それまでは必ず年に1、2回は台風被害はあったんですけれども、幸い最近は免れているというふうなところです。ただ、昨今の雨の降り方をみていますと、実際ですね、やはり早め早めの避難であるとか、台風情報といったものをいかに早く届けられるか、いかに迅速に届けるか、こういったことを念頭に置きながら対策にあたっていきたいと考えております。

それから人事院勧告です。7日に人事院勧告が発表されました。これは労使の話ももちろんありますけれど、基本的に松阪市は人勧準拠という方針で常に臨んでおりますので、だいたいそういう形になろうかと思います。そのなかで、かなり大幅な上昇で、0.96なんです。あとボーナスが0.1プラス。特に若者なんですが、初任給です。ここが人事院の発表によりますと、大手都市銀行の初任給と同レベルのところまで合わせたというような発表になっておりましたので、大卒初任給はかなり上がっているかと思っております。

そこで、私が注目したというのは、川本さんという人事院の総裁が談話を発表しておりまして、明確にブラックの払拭って言っているんです。公務員はブラックだというふうに。そういうイメージを払拭したいということで、例えばフレックスタイムの更なる導入であるとか、テレワーク関連経費といったものの導入とかを談話で発表されておりました。多分それなりに具体的な話が出てくるのかもわかりませんが、松阪市もテレワーク等々に取り組んでおりますので、方向的にはよく似た方向を目指しているのかなということを思わせていただいております。これは年末調整に向けまして、今後調整をしていく話になろうかと思っております。

それから、最近の懸案事項を一つだけ申し上げますと、なんといってもインボイスです。もう2ヶ月を切りまして、すべての小規模事業者の皆さんのところに届いているかというと、私としては非常に不安な面がございます。一番よくないのは、この制度を入れることによって廃業してしまう可能性なんです。要するに小規模の事業者の皆さんというのは、例えば後継者問題というのを抱えておりまして、後継者がいないとなかなか新しいシステムを入れるとか、そういった話が難しいであるとか、また、高齢化していってますから、いつかは辞めるというところで、これを機会にというような後押しみたいな話になっていかないかと非常に危機感を覚えております。インボイスの説明会をやっても実はなかなか集まっていただけない。いろんなところで呼びかけてはいるんですけど、どこまで実効性というか、効果があるのかがちょっと疑わしいというところです。まもなく2ヶ月を切って10月から始まりますので、お手伝いできるところは市もしっかりと産業支援センターを中心に更に呼びかけていきたいと考えております。