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「下水道の日」は、1961年(昭和36年)、著しく遅れているわが国の下水道の全国的な普及を図る必要があることから、 このアピールを全国的に展開するため、当時の下水道を所管していた建設省(現在の国土交通省)、厚生省(現在は環境省に所管変更)と公益社団法人日本下水道協会の前身団体が協議して「全国下水道促進デー」として始まりました。
日本における近代下水道の基である「下水道法(当時は旧下水道法)」が制定された1900年(明治33年)から100年を迎え、その記念行事が行われたことや、 2001年(平成13年)が21世紀のスタートの年にあたること、さらには近年の下水道に対する認識の高まりもあり、より親しみのある名称として「下水道の日」に変更されました。
「下水道の日」が9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に古くから台風シーズンとされる二百二十日が適当とされたことによります。
二百二十日とは雑節の1つで、2月4日頃の立春から数えて220日目のことをいい、「にひゃくはつか」と読みます。
毎年、「下水道の日」の前後は、下水道について国民の理解と協力を得ることを目的として、全国各地の下水処理場で様々な下水道のイベントが開催されています。
令和6年度の下水道推進標語は、「水の星 支えるあなたに ありがとう」です。
下水道は、まちをきれいにするだけでなく、川や海の汚れを防ぎ、環境を保全するという大きな役割があります。
「下水道の日」を機会に、下水道の役割や下水道の正しい使い方について考えてみませんか?
下水道マスコットキャラクター「スイスイ」