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「ひとり親向けコラム」20250120
ひとり親が感じる孤独の正体って何?(令和7年1月20日配信)
ひとり親として生活していると、ふとした瞬間に「孤独」を感じることはありませんか? それは、周りに誰もいないからということではなく、心の中に根付いている、自分自身の淋しさや不安から生まれた場合が多いです。 今回は、ひとり親が感じる孤独の正体と、それとどう向き合い、乗り越えるかについてお話します。
【孤独の正体は「責任感」】
ひとり親が感じる孤独の大きな原因は「責任感」にあります。
家計を支え、こどもを育て、将来の不安とも向き合う。誰かに頼りたいと思っても、「自分がやらなければ」という気持ちがそれを妨げてしまうのではないでしょうか。
感じてしまう孤独は、今あなたが真剣にこどもや家庭のことを考え、努力している証です。誰のせいにもしていないで、頑張っている証拠なので、褒めてあげていい状況です。
しかしこのままでは苦しくなってしまうので、次は改善策です。
【ひとりで子育てはしないで】
孤独を解消するために、まず考えてほしいのは「ひとりで子育てをしない」ことです。
子育ては、本来一人で悩むものではありません。 親族や友人、地域の子育て支援サービス、学校の先生など、周囲にはたくさんのサポートがあります。
例えば、地域の子育てサロンや公園で他のお母さんたちと話すだけでも、「私だけが頑張っているわけじゃない」と感じられるかもしれません。また、行政やNPOの支援を活用することで、経済的な負担や精神的な不安が軽減されることもあります。
親や姉妹が近くにいなくても、行政の支援やNPOの支援を活用し、誰かに頼りましょう。
【ひとりの大人として、オアシスを持って】
もうひとつ、忘れないでほしいのは「ひとりの大人としての自分を大切にすること」です。
親として頑張って、あなたは一人の人間でもあります。ホッとできる「オアシス」を持つことが大切です。
オアシスは人それぞれ違います。 読書をする、映画を観る、短時間でもカフェで一息つく。 もしかしたら、優しい友人と話すことや、夜に静かに音楽を聴くことが心の癒しやしになるかも自分の時間を持つことで、心に余裕が生まれ、孤独感に向き合う力が湧いてくるのです。
孤独は「乗り越える」ものではなく「付き合う」もの
ひとり親である限り、孤独感が完全に消えることは難しいかもしれない。こどもたちは、きっとそのあなたの姿から多くのことを学びます。
「私一人で悩まない」と自分に言い聞かせながら、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。 あなたは一人ではありません。
日本シングルマザー支援協会では「ワタシのミライ相談」であなたの孤独と一緒に向き合っています。
ワタシのミライ相談 | 一般社団法人 日本シングルマザー支援協会 (xn--qckmb1noc2bzdv147ah7h.com)