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みなさん明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
それで、初めに所感でお話をさせていただくのはインフルエンザです。ものすごい爆発してましてね。年末年始はものすごいことになってました。28日は夜間にたくさんみえたんですが、休日診療自体が始まったのは29日から。もともとそういう予測もあって、いつもは医師が一人なんですけど、二人体制でやっていただこうと。でも、29日はまだ一人だったんです。そしたら夜中の1時までかかりまして。30日は二人体制にも関わらず午前4時までかかりました。もう真夜中ですよ。それで31日から、これではもう職員も医師ももたないということで、いわゆる制限がかかっております。人数も増やして対応してたんですけども。お正月の休みが明けましたので、ようやくクリニックの開業が始まってね。多分今度の3連休はこの冬休み期間中ほどのことはないかなというふうに思ってます。少し沈静化していったのかなというところでございますが。それでもこの休み期間中は医師2名体制で協力いただきまして、薬剤師も2名体制、ずっと休み期間中そういう対応していただきましたのでね。まずは医師会の皆さん方と薬剤師会の皆さん、また関係する職員もそうなんですが、皆さん方に感謝したいと思います。
他地域とかは、かなり早くから制限かけちゃったので、30日は松阪市に殺到したという側面もあったかと思いますけどね。そういう意味ではなかなか制限をかけたくない話なので、要するに制限かけるということはなかなか診れないという話ですから、基本的には来ていただいた方は全部診たいんですけども。そうなるとこちら側がもたないということもあって、そういう状況でございます。
他県ではインフルエンザの警報等も出ている状況でございますので、結構全国的な流行ということが言えるかと思います。
それで、何とかよかったのは薬ですよね。こちらもかなり在庫の方をもちまして、それでも一部は代用品というんですかね、代替品でもって何とかしのげたと。9連休ですからね。休みの期間も非常に長かったので、なんとかしのいだという形になろうかと思います。よかったといえばよかったんですけどね。こういう状況が今続いているということでご認識をお願いします。
それから私も自分で感じた話なんですけど、年賀状が極端に少ないんです。我が家に届いた年賀状はぱっと見で3分の1から4分の1じゃないかなって思うんです。実は我が家も今年で年賀状終いを年賀状に書きました。ということで、きた年賀状にもいっぱい書いてありました。今年で年賀状ご無礼しますというのが。
実は皆さん書いていただいている宣長さんと武四郎さんへの年賀状ね。で、1月6日時点の話で言いますと、宣長さんにやってきたのが259枚です。で、武四郎さんが255枚ということです。ほぼ一緒で、15日の消印が最終になりますから、まだもうちょっときていただけるのかなと思いますけれども。でも、これ一番多い時で言いますとね、令和5年は宣長さんに720枚きてるんです。武四郎さんに至っては810枚きてます。ということはだいたい 3分の1ぐらい。かなり減っているというふうなことでございまして。脱炭素もそうですし、それからハガキが上がりました。そういう影響がこういうところにも出ているのかなというふうに感じております。もちろんこちらの年賀状に関しましては、ペアの無料招待券も兼ねておりますので、またお願いできればというところです。
あとですね、1月1日付でいわゆるパートナーシップです。こちらが施行いたしましたところ、早速1月6日に1組、この制度を利用した方がお見えになります。ある意味では待っていただいたのか。やはり人権の話でございますので、こういう制度は少しずつですけど進んで行ってるなと。松阪市が県内で4つ目っていう話でしたね。確か報道でそのように見ました。これからさらに広がっていくんだろうと思います。いずれは同性同士の婚姻を認めるという方向に行くだろうと。最高裁で判決も出ましたので、早いうちにそういうことになるんじゃなかろうかと思っております。
基礎自治体に関しては相当もめている案件でございまして。一番に始めたのは確か九州の大村市というところですね。そこと総務省が文書のやり取りをしてまして。特に問題になったのは年金に対して。年金事務所で、市だけの国民年金だと一緒だから何とかできるんだろうけど、国の所轄の事務所って結局婚姻の状況ってわからないですからね。そこの壁がどうもあるらしくて。そこが混乱するというのが、確か総務省の言い分だったと思います。 でも、いずれは解決していくんだろうなと思いますけど。そんなので、こういうのはやっぱり、多分マイノリティの少数の方なんだろうけれども、これをすることによってその人権が守られるというんですかね。そういうことになりますので、私としてはこの制度を作って、早速利用いただいたんでよかったなというふうに、素直に喜んでおります。
それからですね、とりあえず人口の話で。出生届の話なので1月15日にならないと確定数は出ませんし、それからでもちょっときたりしますんでね。1月の末ぐらいでないとかちっとした数字にはならないんですが。今時点で申し上げると、昨年一年間で亡くなった方が2143人です。対しまして今時点で生まれた赤ちゃんは844人という数字になってます。多分赤ちゃんの方は31日に生まれて、1日には届もなかなかもって来ないですからね。まだこれから少し増えるんだろうなと思いますけれども。それを考えますと、これ全国のトップニュースでも言ってましたけどね。子どもの出生数がかなり減っていると。令和6年が902人だったんです。その前の年で970人。令和4年が1035人。結局令和5年に1000人を切り、今年は多分そんなにべらぼうに増えませんから、900人切るという非常に厳しい状況になっています。
もう一つ言うと、私が市長になったのは平成27年の10月ですから、その27年に生まれている赤ちゃんが1367人です。あれから約9年ですかね。9年前約1400人近くいたのが、今や900人切るという状況なので、人口減少としてやっぱり厳しいものがあるなと改めて感じております。
亡くなる方もそれなりに増えてきているような感じです。長らく2000人を超えることはなかったんですが、これも令和3年から2000人を超えておりまして。一番多く亡くなったのは令和4年ですね。2257人の方が亡くなったんです。それからいうと少し減ってはきてはおりますけどね。ある意味で、いわゆる高齢者人口がある程度高止まりで、ずっと増え続けていたのがピークを迎えたのかなというところです。
これから自然減というのがやはり具体的に大きな数字になってくるというふうに感じております。ある程度こちらについては、私自身のことで申し上げると、自然減を止める方法はまず難しい。というのが、亡くなる方に亡くなるなというのは無理ですからね。健康で長生きするっていう政策はもちろん続けていきますけれども、いずれ人は亡くなりますから。
それと出生数ですね。子育てをする、もしくはこれからお子さんを産むという皆さんが、大量に松阪市に移住してこない限り、これがものすごく出生数が増えるというのもなかなか難しい話です。要するに赤ちゃんを産む世代の人口が減っている。少子化というのはずっと昔から始まっていますからね。なので、そこの世代自体がまず減っていますので、全部が全部好転していくわけでもない。長い時間かかるということです。少子化対策というのはかなり時間がかかる政策ということが言えるかと思います。
そこで松阪市的には総合計画を作ったなかで、すごく大きな柱は、若者定住です。ここに住んでいる若い人たちが、若者が定住していける環境をきちんとしていこう。それは地域を守るということにつながっていくかなと思います。
市民アンケートで、前にもお話したかもわかりませんが、今回の総合計画は柱が三つございます。横断的な取り組みということで、それが若者定住と福祉社会の実現、それから公民連携という三つのものです。この中で市民アンケートを取りますと、どれを重視すべきかというと、圧倒的に若者定住ということを市民の皆様は考えておられます。そういう意味で松阪市としましてはね、若者が定住できる環境作りをさらに進めていきたい。ありがたいことに毎年発表されております共働き子育てしやすい町ランキング。おかげさまで三重県では1位、そして全国順位も15位まで上がってまして。これはやっぱりいろんなことをやってきた成果がこういうところに表れているかなということで、非常に喜んでおります。
あとですね、いよいよ令和7年が始まりまして、今年も書初めをいたしました。今年の私の一字は「発」でございます。訓読みでいくと「はなつ」っていう意味ですね。音読みでいくと「はつ」。発信という言葉が一番今年に似合うんじゃないかなと思いますけれども。 今年はですね、松阪市が市制20周年を1月1日に迎えました。一年間かけて記念事業をやるなかで、様々な形で松阪を発信していこう!そんな一年にしていきたいと思っています。そういう思いを込めてこの一字を書初めで選ばさせていただきました。
そのなかでも特にマラソンですね。ありがたいことに昨年エントリーだけで9000人を超えました。今年記念大会なんです。20周年。なんとか1万人大会にしていきたい。エントリーを1万人というところで募集をかけていきたいというふうに考えております。
おかげさまでランナーの評価も非常に高うございますので、なんとかそういうことが実現するように我々もまた努力をしていきたいというふうに思います。
その他、様々な事業がございます。いわゆる市民の皆様方から募集をかけた事業は22事業ですね。さらには松阪市独自で行う事業もいくつかございます。まずはそこで松阪の魅力というものを全国に届けたいというふうに思っております。また皆様方にもご協力をお願いいたします。
00.市長記者会見事項書_R7.1.9 [PDFファイル/172KB]
01-1.松浦武四郎記念館開館 30 周年・松阪市制 20 周年記念特別展 [PDFファイル/146KB]
01-2.武四郎と龍馬展 チラシ [PDFファイル/7.65MB]
02-1.「 第3回まつさかGIGAフェスタ」の開催について [PDFファイル/212KB]
02-2.まつさかGIGAフェスタ チラシ [PDFファイル/382KB]
02-3.【フォト・ムービーコンテスト】 チラシ [PDFファイル/1.04MB]