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市長定例記者会見 発言要旨(令和6年1月9日)

ページID:0149369 更新日:2024年1月9日更新 印刷ページ表示

所感

皆さん明けましておめでとうございます。でも、新年明けましてめでたい、めでたいって言える状況でもございませんね、能登半島地震です。
私も今朝の新聞報道しか見ていませんけど、亡くなられた方が168名で、行方不明者が323人という公表になっていました。これって多分そうなるだろうなと思っていたんですけども、行方不明者が増え続けるだろうなと。というのは、中にはこの人誰なのかわからないっていう人、いわゆる我々も危機管理の盲点のところで発災している。お正月は多くの方が帰省していますからね。そうすると、誰が帰って来ているかなんて把握しようがない。そこのところで、最終的に「この方誰なんだろう?」 いわゆるDNA鑑定みたいな話にならざるを得ないのかなと思います。特に、今は一人暮らしの方だってたくさんみえるし、すべての被災された方の特定には時間がかかるんですよね。まずは亡くなられた方のご冥福を、それから被災されている皆さん方に心からお見舞いを申したいと思います。
さらに言うと、雪が降りますからね。特に今日は寒いですね。電気が通っていないところもまだあるだろうし、現地の皆さん方、かなり天候が負担になっているだろうと思います。
この支援ですが、私たちも三重県の指導も受けながらかかっております。支援については、あとで報告事項にもありますけど、市民病院のDMATが今日帰って来ます。6日に4人体制で出発したのが、今日帰って来る予定です。もう一つすでに出発しているのが給水班です。これも報道発表の時には穴水町に行くという話をしておりましたが、金沢へ到着をしましたところ、今七尾市で給水活動をやっているとのことです。その日その日で、県からの水道局の指示で今日はここへ行ってくれというような形で、一箇所での給水活動というふうな話ではないようです。出発前はまだまだ現場の体制が整っていなかったのかもわかりませんが、元気に頑張っていただいているということです。7日から行きましたので、一週間で14日にはこちらに帰って来る予定ということでございます。
それで、こういう時にこそ自分たちの足元を見直そうということです。では、私たちはどうやって職員の安否を確認するんだろうという話なんです。単純に言いますと、携帯電話がつながれば何とかできるかということで、今災害の参集システムというのがございまして、正規職員、それから避難所の運営に関わる会計年度の職員さん等々がこのシステムに登録をいただいております。いわゆる安否確認で「大丈夫」って、そこのボタンをクリックすると、それで読み込みましたっていう話になりますので、それである程度はいけるんです。
ただ残念ながら、携帯電話は大きな地震だとつながらなくなりますよね。システムダウンしたりとか、携帯自体がつながらないと、これもやりようがございません。そうなると、大きな地震の場合、松阪市の防災計画でいいますと、震度5弱で災害対策本部が立ち上がります。震度6弱以上で全員参集になります。ここの参集状況で安否確認と、それから災対の運営を、ある人数でやっていくというやり方しか方法はないのかなと思います。特にかの地ではですね、後ほど出てきますけれども、なかなか人口がそんなに多いわけではないので。特に三重県は輪島市を支援するという話ですけれども、輪島市の人口って2万人ちょっとぐらいです。被災されている方が1万2,000人とか確か言ってましたので、多分住んでおられる方の半分以上が被災されているという状況です。役所の機能、要するに防災対策とか、様々な機能が果たしてちゃんと動いているかというとここは本当に難しいところです。特に職員の皆さん、ご苦労されているんだろう、そんなことを思っております。後ほど、またその話は申し上げたいと思います。

それで、令和6年という年は辰年でございます。辰は株のことわざでいきますと、辰巳天井というふうな言葉がございます。辰年、その翌年は天井だと。それほど大きなうねりになるという年と言われております。年初の大発会も少し値段は下げたんですけども、バブル以来の高値を去年、今年というふうなことになっておりますので、経済的にはコロナがある程度収まってきて、いよいよ本格的な回復に向かって動き出す、そんな一年になろうかと思っております。
特に松阪市ではですね、令和6年は私としましては、昨年度選挙を経ておりますので、その時にお約束した公約を実現するという年でもございます。例えば子ども医療費です。高校3年生まで所得制限を設けずにすべて無料にしていこうというふうな話ですね。これは予算や議案、そういう形を経ながら実現に向けて動いていきたいというふうに思います。その他もろもろ、例えば学校給食。これは多子世帯三人以上のお子様のところは、三人目は無料にしていこうと、これも公約でございますので、そうした様々な公約を実現していく、そんな年でもございます。
さらに松阪市的に言いますと、松阪市は平成17年1月1日に合併しておりますので、来年合併20年ですね。予算的に言いますと、令和6年度予算としては、これの一部予算が入って来るというふうなことになります。本格的には令和7年度に様々な合併20年ということですが、どういう合併20年にしたいかといえば、やっぱりこの市町村合併というのはなかなか、市民の帰属意識というか、一体感というか、そうしたものがなかなか醸成されていかないんです。1市4町が合併して、その時に生まれた子たちが今18歳ですよね。もう一年、二年で二十歳の集いですね。ただですね、住んでいる皆さん方の大半が、人口比率から言いますと、旧町にお住まいになられている方ばかりです。特に人口動態で言いますと、高齢者層がすごく多いですからね。そうすると、私は松阪市民よって旧町の方が思っているかというとなかなかそういうものではなくて、嬉野町の方は私は嬉野町民だと、飯南町民、飯高町民というような、要するになかなか松阪市の市民であるというところの帰属意識が低いと思います。合併20年の目標はそういうところを何とか、帰属意識を高めて行くような取り組みをしていきたいというふうに考えております。そのためにはいろんな仕掛けをしながら、令和7年に向かって取り組みをしていきたいというふうに考えております。

次に、毎年今年の一字、書初めをしておりまして、今年の一字は「伸(のばす)」という字です。今年の伸ばすはですね、これも公約で、「育てる」、「守る」、「伸ばす」という三つを揚げさせていただきまして、特に今年は「伸ばす」というところに力点を置いていきたいと考えております。先ほども申し上げましたけれども、ある程度コロナが収まる中で、観光をはじめ様々な人の行き来であるとか、新しい産業、そうした動きがどんどん始まって来る、そんな一年になろうかと私は思います。そんな中で松阪市を発信をして、そしてこのまちを伸ばしていく、それは行政だけでできるものではございません。民間の皆さん方とも、地域の皆さま方とも協力しながら松阪市の良さをいろんな形で全国に発信をしていければなと、そんなことを思わさせていただきます。

私たちが普段当たり前だと思っていることがあまり当たり前ではなくて、ある意味でここはすごく良いなって思うようなことです。例えばこの間とあるところで観光の事業者と話をしておりますと、松阪市はタクシー通ってるじゃないですか、これだけでもすごいですよ、と言われました。三重県の南部の方は、タクシーさえなかなか今、公共交通として機能をしていないところがあります。タクシーが通っているって、すごく観光客としては一つの大きなメリットって、私から言うと、本当に目からうろこが落ちるような思いです。確かに私たちが日常当たり前だと思っていることが、実はすごい利点なんだなと、そんなことを感じさせていただきました。年始も職員に自分たちの足元を見つめ直そうと、そんな話を毎年しております。やっぱりきちんとした、視点を変えて、もう一回自分たちの有意性であるとかそういったものについても目を向けて行く必要があるなと、そんなことを思った一年でございます。何にしろ、この能登半島の災害、我々もできる限りの支援をしてまいります。また今年は、松阪市が発信できるような、伸ばせるような、そんな取り組みを引き続き頑張っていきたいと思っております。​​

発表事項

  1. 令和6年能登半島地震の被災地への職員派遣について
  2. 私立認可保育園で紙おむつ回収を実施します。
  3. 大谷翔平選手のグローブ贈呈
  4. 公共施設予約システムでクレジットカード決済が可能になります。
  5. 「まつさかGIGAフェスタ」の開催について

資料

00.市長記者会見事項書_R6.1.9 [PDFファイル/165KB]

01.(1)市長記者会見資料(被災建築物応急危険度判定士の派遣について) [PDFファイル/198KB]

01.(2)市長記者会見資料(応援要請派遣) [PDFファイル/91KB]

01.(3)市長記者会見資料(緊急消防援助隊派遣) [PDFファイル/179KB]

02.市長記者会見資料 おむつ回収 [PDFファイル/206KB]

03.記者会見用報道提供(大谷翔平選手のグローブ贈呈について) [PDFファイル/135KB]

04.記者提供資料(クレジットカード決済の導入) [PDFファイル/218KB]

05.市長記者会見(GIGAフェスタ) [PDFファイル/105KB]

05.R5まつさかGIGAフェスタ児童生徒用チラシ [PDFファイル/543KB]

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