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11月に入りまして、私の胸に今もリボンがついているのが見えると思いますが、こちらのオレンジリボンが子どもの児童虐待防止のもので、パープルリボンはDV防止、女性の権利擁護という意味のものです。最近はこのほかにも、いじめ防止の観点でピンクリボンというのもありますけど、特に11月は子どもの児童虐待防止という月間でございます。今年も市役所1階にはオレンジツリーを飾りまして、私もそこに「子どもたちの笑顔のために頑張りましょう」という標語を掲げさせていただきました。
まず私の第一の政策は子育て一番ということで、2期目の公約でも継続して言わせていただいております。今後も、子どもたちの成長をきちんと見守れる、子育てしやすいと言われる、そんなまちづくりを実行していきたいと思っております。
その繋がりで少し子どもに関係する話ですが、つい先日、新成人のつどい実行委員会の皆さんが私のところへ訪ねてみえました。令和2年1月12日、クラギ文化ホールにおいて「明日はもっといい日になる」というテーマで「新成人のつどい」をやっていただくというご報告でございました。それでは、成人の年齢が変わる令和4年度以降、「新成人のつどい」をどのように行っていくのかというお話を少しさせていただきます。既に公職選挙法の選挙権につきましては18歳に引き下げられていて、さらに令和4年は民法上も18歳を成人として取り扱うということになっています。そこでこの問題に直面するわけですが、松阪市として他市の状況を見ながら検討した結果、今のところ「二十歳(はたち)のつどい」という形で令和5年1月から実施していきたいと考えています。民法上はもう既に18歳で成人を迎えていますが、基本的にこの成人式に関しては20歳で実施する形で、先日、方針決定をさせていただきましたので、所感でご報告させていただきました。
それから、先日11月5日から10日にかけて、三重県のスペイン経済交流ミッションに参加をさせていただきました。そのことについて少し触れておきたいと思います。
まず、訪問したのがバスク自治州でございました。経緯から言いますと、自動車プレス部品の世界最大手であるスペインのゲスタンプ社という会社が三重県松阪市に進出をいただいている関係で、その開業に合わせまして、昨年2018年10月に式典がございました。そのことに合わせて、三重県とバスク自治州が協定を結んだというところから今回のミッションが始まっております。そのほかにも県内から、お隣の多気町、それから、志摩スペイン村のある志摩市、世界遺産になっている熊野古道と巡礼の道(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)という共通点から熊野市が参加しました。特に今回、私としましては、ゲスタンプ社のCEOがフランシスコ・ロペスさんという方に交代しましたので、お会いしてご挨拶させていただきたいという思いから今回参加をしたわけでございます。そして運よくゲスタンプ社でロペスCEOにお会いすることができました。今、ゲスタンプ社は世界に108の工場があるとお聞きしております。日本への工場は満を持して進出してきたということでございまして、日本にはトヨタをはじめ世界的な自動車メーカーが多数ある中で、その第一歩として松阪を、世界の拠点工場にしたいというゲスタンプ社のご意向を聞かせていただきました。来年はゲスタンプ社にとって飛躍の年になるだろうというようなお話や日本の自動車メーカーとのおつき合いも深まっていくというようなこともお聞きして、松阪市として非常にありがたいなと感じました。
そしてそのときに私も10分程度プレゼンをさせていただきまして、ゲスタンプ・ホットスタンピング・ジャパンが進出することに大きく関わった三井物産と松阪市の深いご縁の話をさせていただきました。その中で、三井物産の役員の方々にも進出が決定したときには三井グループの始祖である三井高利が生まれてご活躍された松阪市に再び戻ってきて新たに仕事が出来るという意義や喜びを語っていただいたというエピソードなどを紹介しながらプレゼンをしてまいりました。また、工場拡大ということになりますと、どうしても人材の確保という課題が付いてまいります。これについても我々は努力をするということでお約束をしてきたところでございます。
それと、もう一つ、ITP Aero社という会社がございまして、いわゆる航空機のエンジンをつくっているメーカーです。そこについてもプレゼンをさせていただく機会がございまして、松阪市内には航空機関連の部品の協同組合がございます。いわゆる松阪クラスターと言われる航空機の部品の供給システムです。これについてもプレゼンをしながら、今後のおつき合いに繋がればということでお話をさせていただきました。
そういう意味から、今回の3日間、三重県のミッションに参加させていただいたこと、さらにもゲスタンプ社へ訪問できたことは非常に意義深いものでございました。
追加項目
県営水道料金に関する南勢水道用水供給事連絡協議会共通コメントについて