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皆さん、豪商三井高利さんをご存知ですか?
江戸で呉服店「越後屋」を開業し、今では当たり前ですが、商品を店に並べて販売する「店前売」や、商品に定価を付けて現金払いで売る「現金掛け値なし」など、当時の商売の常識を打ち破る画期的なアイデアで成功をおさめた大商人です。
後に「越後屋」は百貨店「三越」となり、高利さんが築いた礎は様々な分野で現在の「三井グループ」に受け継がれ「三井グループの祖」とも呼ばれています。
そんな有名な「三井高利」ですが、実は松阪出身であったことはあまり知られていません。
そして、今年2022年は三井高利生誕400年、来年は越後屋創業350年の記念の年です。
松阪市を「三井家発祥の地」として広く知っていただくため、三井高利ゆかりの松阪、東京日本橋、京都の3か所でシンポジウムや講演会などの記念事業を開催します。
また、秋の行楽シーズンに三井高利など多くの豪商を生んだ「豪商のまち松阪」を楽しんでもらえるよう10月から「豪商のまち松阪キャンペーン」を開催。豪華賞品があたるスタンプラリーやフォトキャンペーンなど、魅力満載のイベント内容は今月号の「広報まつさか」や観光インフォメーションサイト「ワクワク松阪」でご案内しています。
「豪商のまち松阪」の文化や魅力にふれていただく絶好の機会です。コロナ対策にもご注意いただき、ゆっくりまち歩きなどしながら、秋の松阪をぜひお楽しみください。
三井高利夫妻肖像画(所蔵 松阪市)