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「iPadを活用した授業風景」
今年も子どもたちが学び舎を巣立つ時期を迎えました。新型コロナウイルスにより多くの制限を受けた1年間でしたが、本当によく頑張りました。友達との大切な思い出、先生や保護者の皆さまへの感謝の気持ちを胸に、新たな舞台での更なる成長と活躍を期待します。
さて、今月は松阪市「GIGAスクール構想」の実現に向けた取組みの紹介です。松阪市では、本年1月、市内小中学校の児童生徒全員に1人1台iPad(LTEモデル)を貸与し、学校における学習活動の中での活用が始まりました。
LTEモデルの端末をすべての児童生徒に貸与するのは県内初です。大手通信キャリアの電波を利用することができるので、校外学習や休校時のオンライン学習など、場所を問わず、そして家庭の通信環境などにかかわらず、子どもたちは等しく学習の機会を得ることができます。
この試みは、教育革命と呼べるほど画期的なものだと思います。今後、ICT教育を一層進めることで、地域の格差や所得格差といったものに起因する教育の格差といったものが相当軽減されることが期待できます。
今から10年前、教育現場においてICTの活用を実証実験する「フューチャースクール」に三雲中学校が国から選定され、これまでの間、松阪市は他の自治体に先駆けてICT教育の教育現場への導入にチャレンジしてきました。今回のiPadの貸与を機に、市内のすべての児童生徒一人ひとりの個に応じた学びの実現に向け、現場の先生たちと力を合わせて頑張ります。