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〈市長コラム〉風評やデマ情報に惑わされず冷静な対応を

ページID:0111320 更新日:2020年6月1日更新 印刷ページ表示

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、皆さまには感染予防対策の徹底や三重県からの休業要請に基づく休業・営業時間の短縮など、多大なご協力をいただいていることに心から感謝を申し上げます。
4月末現在、松阪市では5例の感染が報告されており、予断を許さない状況です。この新型コロナウイルスは日本中に大きな不安を与えていますが、いま私がとても心を痛めていることがあります。それは、「感染患者をはじめとする様々な方に対する差別や偏見」です。
 昨今、SNS等において個人の特定につながる内容の掲載や誹謗中傷、風評被害が懸念されるような情報の拡散が見受けられます。こうした行為は、情報の真偽に関わらず人権の侵害です。また、感染した方やその家族、治療にあたっている医療関係者等に対する差別、偏見、いじめも決して許されません。
 望んで新型コロナウイルスに感染される方は誰もいません。意図せず感染者となられた方は被害者であり、その濃厚接触者となられた方も自宅などで隔離生活を送り、周囲の方へ感染させないよう努力をされています。医療関係者の方も私たちの命を守るため、自らも感染するかもしれない危険と背中合わせの中で仕事をされています。そういった方への差別・偏見は何も生み出しません。一時の不安に負けて誰かを傷つけるのではなく、「もし自分や自分が大切にしている方が感染してしまったら」と思いを巡らし、決して他人事ではなく、自分事としてお考えいただきたい。この困難を乗り越えるためにも、一人ひとりが心を強くお持ちいただきたいと思います。
 国から支給される特別定額給付金をはじめ、皆さまを支援する施策も始まっています。松阪市も独自の支援を含め、皆さまの生活をしっかりと支えてまいります。最後に、感染拡大防止に向けた皆さまのご協力を引き続きお願いするとともに、1日も早くこれまでの生活を取り戻すことができるよう、私も全力で頑張ります。