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令和の直筆色紙を持つ竹上市長
桜の季節も終わりを告げ、さわやかな風が心地よい季節となりました。「令和」となって初めてのコラムです。
4月1日に新たな元号の発表が行われ、5月1日には歴代天皇に伝わる神器を新たな天皇陛下が引き継ぐ「剣璽等承継の儀」などが行われます。いつもとは少し違ったゴールデンウィークを皆さんお過ごしのことではないでしょうか。
4月17日には、上皇上皇后両陛下が、天皇皇后として最後の地方訪問のために三重県を訪問され、当日は私も近鉄宇治山田駅にて両陛下をお迎えさせていただきました。30年の長きにわたり国民に常に寄り添ってこられた両陛下に厚く感謝を申し上げる次第です。
ところで、5月1日から新たな時代「令和」がスタートするわけですが、この「元号」という考え方は、日本独自のもので、世界を見渡しても、特定の年代に付けられる称号を有する国は現在では日本だけと言われています。
過去に元号を用いていた国も、現在では西暦を用いているそうです。こう考えると、この「元号」も日本の立派な文化の一つと言えると思います。
さて、皆さんにとって「平成」はどんな時代でしたか?
お子様やお孫様の誕生、就職や結婚など、この「平成」という時代に人生の大きな節目を迎えられた方はたくさんいらっしゃると思います。私も、県職員、県議会議員、そして市長と、目まぐるしい環境の変化をこの時代に体験した一人です。
そして、これから「令和」の時代が始まります。
元号が変わることにより、急激に何かが変わるということはありません。しかし、せっかく始まる「令和」という新しい時代を「良い時代にしたい」と思っていらっしゃる方はたくさんいると思います。もちろん私もそのうちの一人です。
新たな時代が希望に満ちたものとなるよう、そして、何十年か先に「令和」という時代が回顧されるときに、「令和は良い時代だった」と皆さんが振り返ることができるよう、決意を新たにし、いま私ができることをしっかり頑張ってまいります!