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本庁管内 東部地区
59-118
よいよい神事(四藺生神事)
(よいよいしんじ(よいおしんじ))
市指定無形民俗文化財
期日:2月11日/和屋町・立田町・朝田町/昭和53年11月11日
この神事は、7~8mの青竹に幣を付けたオハゲを、和屋町から立田町、立田町から朝田町へと送る正月の予祝神事である。よいよいと若者たちに担がれて、和屋町の畠田神社を出発したオハゲは、獅子に見送られて立利縄手を一気に駆ける。町境でオハゲを斜めに刺して駆け戻った若者は、出迎えた獅子ともみ合う。もみ合いが激しい程豊作だという。立田町では、このオハゲを引き抜いて持ち帰り、穴師神社で祭典を終えると村人たちは、紙垂れを付けた柳の小枝を手に持って、よいよいと言いながら、オハゲを朝田町に送る。朝田町では、朝から村中を清めて回った獅子が先頭に立ち、よいよいとオハゲを出迎える。オハゲは意非多神社に納められる。この神事には、首を打たれた長田荘司の怨恨で凶作が続いたため、悪霊を追い払うことに始まったという伝承が残っている。