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八重田古墳群出土品
(やえだこふんぐんしゅつどひん)
市指定有形文化財
昭和48年に発掘調査を行った八重田1・7・8・12・16・18~20号墳の出土品225点が一括で指定文化財となっている。主なものとして、4世紀後半代の1号墳から出土した二神二獣鏡1・銅鏃3・鉄鏃10・鉄剣1・鉄斧2・鉄鎌1・玉4、1号墳よりやや時代の下がる8号墳出土の捩文鏡2・鉄剣2・鉄刀1・刀子1・鉄鏃1・土師器甕1、5世紀後半期の円墳である7号墳出土の円筒埴輪、同じ時期の方墳である16号墳出土の鉄刀2・鎗2・鉄鏃36・やりがんな・ガラス小玉36・眉庇付冑片・古式の須恵器5があげられる。内容は多彩であり、古墳群形成を物語る資料であるとともに4~5世紀の地域史を考える上でも貴重な資料である。