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八千代玄関棟、八千代大広間棟、八千代鶴亀棟

印刷用ページを表示する掲載日:2020年2月6日更新

本庁管内 市街地区
151-258、151-259、151-260
八千代玄関棟、八千代大広間棟、八千代鶴亀棟
(やちよげんかんとう、やちよおおひろまとう、やちよつるかめとう)
 

国登録有形文化財

概要

八千代玄関棟、八千代大広間棟、八千代鶴亀棟/各1棟/大正~昭和/殿町 有限会社八千代/平成28年8月1日登録

 八千代は、松阪市殿町の閑静な住宅街にある割烹旅館である。創業は大正4年、場所は松坂城二ノ丸跡であったが、昭和4年ごろに現在の場所に移転し、元からあった住宅建物の位置を移動し(鶴亀棟)、新たに建物を増築するなどして(玄関棟・大広間棟)、おおよそ今の建物配置になった。その後、昭和32年頃に大規模な改修が行われた。
 玄関棟は1階の座敷2室が建設当時をとどめている。2階は7室の客室があり、網代天井や古木風の材を使用する等、室ごとに意匠を変え趣向を凝らす。2階の改造は室内意匠の変遷を示す好例である。
 大広間棟2階の110畳の大広間は建設当時の規模が維持されており、昭和32年ごろ改修の室内意匠、材料、施工の質は高い。重厚、華やかな室内意匠へと改造を行った近代和風建築の一例である。
 鶴亀棟は最も古い建物で、八千代以前にあった建物と考えられる。全体的に当時をとどめ、座敷2室は端正で品格がある。
 このように、八千代の主体をなす3棟は、武家屋敷が専用住宅を経て料理旅館へ変遷する中での、建物の整備過程を表している。

八千代

  八千代大広間棟2階大広間