本文
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盂蘭盆経説相図
(うらぼんきょうせっそうず)
県指定有形文化財
1幅/李朝 万暦19年(1591)/朝田町 朝田寺/絹本著色、掛幅装240×208cm/昭和47年4月1日
盂蘭盆経の所説にのっとり、施餓鬼会(せがきえ)の情景を描いたものである。画面中央に供物を供えた施餓鬼壇とまわりに十六大徳と衆僧を描き、上方中央から左右にかけて来迎する多くの如来や菩薩、左上方に飛天を配している。下方には餓鬼道に墜ちて苦しむ人間を描き、中央にはすでに施餓鬼の功徳によって救われ、供養讃仰(くようさんぎょう)する人々を描いている。朝鮮仏画の大作。下方に年号・布施主・画員名の墨書がある。