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てんてん

ページID:0111955 更新日:2019年12月24日更新 印刷ページ表示

飯南管内

117-196
てんてん

市指定無形民俗文化財

概要

期日:4月第1日曜日/飯南町粥見 粥見神社/平成7年9月1日

 古来から粥見神社春の例祭に奉納されてきた神事芸能である。てんてんの名称は、神事に打ち鳴らす太鼓の音を称したものという。
 出場する役は獅子2頭と正天狗、鼻かけ天狗の4役である。正天狗を中心に2頭の獅子が舞い、鼻かけ天狗は子供たちに杉葉で追われる。正天狗は赤い面をつけ、両端に幣を付けた棒を持って太鼓の音に合わせて、人を招くような所作を繰り返しながら、拝殿から石段をゆっくり降りてくる。境内に降りると、2頭の獅子を幣の棒で打ち懲らしめる。これは、獅子の中にひそむ悪魔を天界から降りてきた天狗が懲らしめるという意味を表現したものという。
 太鼓内部の修理書きに、貞享年代からの記録があり、神事の歴史を推察することができる。

てんてん