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青磁碗(平生遺跡)

ページID:0111883 更新日:2019年12月20日更新 印刷ページ表示

嬉野管内

75-148
青磁碗(平生遺跡)
(せいじわん(ひろいせき))

市指定有形文化財

概要

  • 2点
  • 鎌倉時代
  • 嬉野権現前町 嬉野考古館
  • (1)口径12.9cm、器高6.2cm (2)口径14.9cm、器高6.4cm
  • 平成14年3月7日

 平生遺跡は中村川右岸の中位段丘上に位置する遺跡である。遺跡の中央部では、飛鳥・奈良時代の掘立柱建物群(ほったてばしらたてものぐん)と平安時代後半の柵を伴う掘立柱建物群が確認されている。
 昭和49(1974)年に三重大学を主体とする平生遺跡調査団により発掘調査が実施され、飛鳥・奈良時代、平安時代中期、平安時代末期、鎌倉時代の4時期の遺構が確認されている。
 青磁碗は3点が確認されており、完形品は2点である。完形品の2点は共に口縁部が丸みを有し低い高台が付く。(1)は灰緑色の釉が施され、碗内面には劃花文(かっかもん)が描かれている。(2)は青灰色の釉が施され、碗内面は無紋である。形態などから南宋龍泉窯(なんそうりゅうせんよう)のものと考えられる。

青磁碗(平生遺跡)1

青磁碗(平生遺跡)2