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来迎寺本堂(らいごうじほんどう)
・種別:重要文化財 建造物
・員数:1棟
・時代:江戸
・指定日:昭和63年(1988)5月11日
・所在地:白粉町(来迎寺)
・所有者等:来迎寺
来迎寺は天台真盛宗の寺院で、永正年間(1504~1521)の創建と伝え、松ヶ島にありましたが、天正16年(1588)蒲生氏郷の松坂城築城に伴って松坂に寺地を拝領し、現在に至っています。享保元年(1716)の松阪大火の際、表門(現裏門)を除いてことごとく焼失しました。
本堂は、享保11年(1726)から再興にかかり、同16年(1731)に完成した複合仏堂で、前後に並ぶ外陣(げじん)と内陣(ないじん)を合の間で繋いでいます。前方の外陣は桁行(けたゆき)7間、梁間(はりま)4間、寄棟造、本瓦葺(ほんがわらぶき)、前面に向拝(こうはい)3間をつけます。後方の内陣は、身舎(もや)の周囲に裳(もこし)層を巡らした宝形造(ほうぎょうづくり)、本瓦葺の建物。身舎は方3間、阿弥陀、観音、勢至(せいし)の三尊来迎像を配し、その背後の壁には二十五菩薩来迎図を描いています。本堂は複雑な外観をもつとともに内部の空間構成は豪壮で、意匠的にも優れ、江戸時代中期を代表する建造物といえます。
