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嬉野管内
147-245
中村川ネコギギ生息地
(なかむらがわねこぎぎせいそくち)
国指定天然記念物
指定対象区域は、市北部を流れる雲出川水系中村川の中流に位置する延長約1月1日kmの範囲。平成21年9月の三重県教育委員会による調査では、多数のネコギギが目視により観察され、高密度で生息していることが確認された。この調査の際、この区域は、最も多くのネコギギが観察された箇所で、ネコギギの隠れ場所となる岩が多く、河川改修等もほとんど行われておらず、好適な生息地が維持されている。
また、地元の中村川漁業協同組合がネコギギの密漁防止パトロールを自主的に実施するなど、地域住民の保護意識も高い。ネコギギが高密度で多数生息し、生息環境も良好な状態で維持され、地域住民の保護意識も高く、有数の生息地であることから、地域を定めない国の天然記念物に指定されているネコギギについて、さらにその生息地を天然記念物に指定することで、一層の保護を図ることを目的としている。