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木造阿弥陀如来立像 快慶作 ・木造地蔵菩薩立像​<安楽寺>

ページID:0111837 更新日:2024年8月27日更新 印刷ページ表示
  • 本庁管内
  • 東部地区

154-275
木造阿弥陀如来立像 快慶作・
木造地蔵菩薩立像​

(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう かいけいさく・
もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう)

国指定重要文化財

概要

  • 1件(2躯)
  • 鎌倉時代
  • 安楽町 安楽寺(三重県総合博物館寄託)
  • 像高 木造阿弥陀如来立像 78.2センチ 割矧ぎ造り
       木造地蔵菩薩立像  52.1センチ 割矧ぎ造り
  • 令和6年8月27日

 安楽寺は櫛田川左岸の安楽町に所在する寺院である。阿弥陀如来の左足ほぞの墨書銘は「巧匠 法眼快慶(ほうげんかいけい)」と推定され、快慶が法眼位(ほうげんい)であった時期(1208年頃~1227年以前)の作例と考えられ、優れた出来栄えを示している。地蔵菩薩は足ほぞに削り直しがあり、本来銘文が記されていたかは不明であるが、快慶が法眼位であった時期の作風を示している。
 阿弥陀如来と地蔵菩薩は同時に制作されたと考えられ、地蔵菩薩台座の修理銘から、この2軀は奈良県奈良市にあった眉間寺(みけんじ)から安楽寺に伝来したことがわかる。

木造阿弥陀如来立像     木造地蔵菩薩立像  銘文

 (左)木造阿弥陀如来立像 快慶作 (中)木造地蔵菩薩立像 (右)木造阿弥陀如来立像 銘文