ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 文化情報 > 木造阿弥陀如来立像<安楽寺>

本文

木造阿弥陀如来立像<安楽寺>

ページID:0111837 更新日:2020年4月24日更新 印刷ページ表示
  • 本庁管内
  • 東部地区

154-275
木造阿弥陀如来立像
(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)

市指定有形文化財

概要

 1駆/鎌倉時代/安楽町 安楽寺(三重県総合博物館寄託)/像高78.2センチ、割矧ぎ造り/令和2年4月21日指定

 安楽寺は松阪市東部、櫛田川左岸に所在する浄土宗寺院である。寺の開創時期は明確でないが、江戸時代前期に開かれたことが推察される。
 本像は、高さ78.2センチ。本像の左足枘に「巧匠/法眼快慶」の墨書があり、鎌倉時代に活躍した仏師・快慶の作であることが知られる。快慶作の仏像は三重県内で2例目である。奈良国立博物館によるX線CTスキャン調査により、像内に紙や木片が納入されていることが確認された。
 本像の伝来経緯は不詳であるが、保存状態が良好で、松阪市域に類例の少ない鎌倉時代の作例であることに加え、この期を代表する仏師・快慶の作が明らかで重要な作例と位置づけることができること、その内容は未詳ながらも像内納入品が重要な情報を提供する可能性があること等を鑑みて、松阪市指定文化財に相応しいものと考えられる。

木造阿弥陀如来立像