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飯高管内
121-200
水屋の大クス
(みずやのおおくす)
県指定天然記念物
水屋神社境内の一番奥にある。地元では「大クスさん」と呼ばれ、この地の神木として大切に護られている。樹高約35m、幹周り約12mで、県内でも有数の巨木である。
クスノキは関東以南の比較的暖かい平野に多く見られる。防虫、防腐効果のある独特の香りをもち、樟脳(しょうのう)を採る木でもある。5月頃からクリーム色の小花をつけ、11~12月には黒色の小さな実を結ぶ。
神社周辺の植生は照葉樹林帯(しょうようじゅりんたい)でよく見られるものであるが、巨樹が林立する情景は荘厳な面もちをたたえている。