平成28年7月25日(月曜日)、旧長谷川治郎兵衛家は重要文化財(建造物)に正式に指定されました。
いよいよ国の重要文化財となった旧長谷川治郎兵衛家(指定時の施設名称:旧長谷川邸)を今後も大切に保存し、皆さまに親しんでいただけるようにしていきたいと思います。
指定名称 旧長谷川家住宅 8棟
- 主屋(おもや)
- 大正座敷(たいしょうざしき)
- 大蔵(おおぐら)
- 新蔵(しんぐら)
- 米蔵(こめぐら)
- 西蔵(にしぐら)
- 表蔵(おもてぐら)
- 離れ(はなれ)
主屋(正面)
主屋(くど、通り土間)
大正座敷(広間)
大正座敷(庭から)
大蔵
離れ
附(つけたり)
- 袴附(はかまつけ)1棟
- 表塀(おもてべい)2棟
- 中門(なかもん)及び中塀(なかべい)1棟
- 庭塀(にわべい)1棟
- 物置1棟
- 稲荷社(いなりしゃ)1棟
- 四阿(あずまや)1棟
- 棟札(むなふだ)1枚
- 祈祷札(きとうふだ)3枚
- 絵図(えず)5枚
*附(つけたり)とは、附属として指定されたもののことです。
表塀
中門及び中塀
稲荷社
四阿
評価のポイント
- 江戸時代中期以来、家業の隆盛とともに拡張と充実を遂げた大型の町家建築で、豪壮な屋敷構え全体が良好に保存されている。
- 正面構えや平面構成などに当地方の伝統的な町家形式を良く示すとともに、高い格式を備えている。
- 伊勢における江戸店持ち商人の住宅の発展過程が明瞭に理解される。