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本庁管内 市街地区
156-279、156-280、156-281、156-282
糀屋太郎兵衛商店店舗兼主屋、糀屋太郎兵衛商店道具蔵、糀屋太郎兵衛商店奥蔵及び米蔵、糀屋太郎兵衛商店糀室
(こうじやたろべえしょうてんてんぽけんおもや、こうじやたろべえしょうてんどうぐぐら、こうじやたろべえしょうてんおくぐらおよびこめぐら、こうじやたろべえしょうてんこうじむろ)
国登録有形文化財
糀屋太郎兵衛商店店舗兼主屋、糀屋太郎兵衛商店道具蔵、糀屋太郎兵衛商店奥蔵及び米蔵、糀屋太郎兵衛商店糀室/各1棟/江戸~明治/魚町 個人/令和3年2月4日登録
糀屋太郎兵衛商店は、江戸時代から代々糀製造販売を行ってきた商家で、歴代当主は太良兵衛ないしは太郎兵衛を襲名している。
店舗兼主屋、奥蔵及び米蔵、糀室は、明治26年(1893)3月29日に松阪大火と呼ばれる火災に見舞われたものの、同年4月には再建されたとの記録や言い伝えが残る。また、道具蔵は大火を免れ、安政2年の建築であることも墨書から判明している。
糀屋太郎兵衛商店は、国指定重要文化財旧長谷川家住宅や国指定特別史跡本居宣長宅跡と同じ魚町に属し、歴史的景観の維持に大きく寄与している。
また、江戸期以来の糀製造販売を今日まで継続する商家のあり方を具体的に示す物として、文化史・産業史的な意義も高い。
店舗兼主屋外観