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絹本淡彩離合山水図(けんぽんたんさいりごうさんすいず) 伊孚九筆 自賛がある
・種別:重要文化財 絵画
・員数:3幅
・時代:江戸
・指定日:昭和39年(1964)1月28日
・所在地:外五曲町(松阪市文化財センター)
・所有者等:松阪市
・備考:掛幅装、103×42.3cm
3幅とも明清南画(みんしんなんが)の正系を伝えて山水画の粋を尽くした作品です。本図は離合幅という特殊な形式で、3幅合わせても一つの大きな山水景観を、各幅独立してもそれぞれ鑑賞できるように構成されています。画法は堅実で、重厚な趣を持っています。中幅と右幅の上部には、自賛の漢詩があります。
伊孚九(いふきゅう)は中国・清の人物で、享保5年(1720)に貿易商人として初めて長崎に来港し、その後も度々来日しています。余技として山水画に才能を発揮し、その作品は当時の知識人に高く評価され、池大雅(いけのたいが)等の日本の南画家に大きな影響を与えました。本図は、伊孚九の山水画の中でも、第一の力作とされています。
