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粥見井尻遺跡

ページID:0111949 更新日:2019年12月24日更新 印刷ページ表示

飯南管内

111-190
粥見井尻遺跡
(かゆみいじりいせき)

県指定史跡

概要

縄文時代/飯南町粥見/指定面積:1,695.84平方メートル/平成12年6月19日

 粥見井尻遺跡は、櫛田川が大きく蛇行し、平坦な河岸段丘が広がる粥見地区にある。
 平成8年(1996)、国道368号線のバイパス設置工事に伴い三重県教育委員会により発掘調査が行われた。その結果、縄文時代草創期(そうそうき)(約13,000~9,500年前)の竪穴住居(たてあなじゅうきょ)跡4基と、日本最古級の土偶(どぐう)が発見された。この外に、矢柄研磨器(やがらけんまき)・隆線文土器(りゅうせんもんどき)など、縄文草創期を特徴づける遺物や、土器片・石鏃(せきぞく)などが多数出土した。
 そこで、遺跡を保存するため、道路建設は土盛り方式から遺跡の部分のみをまたぐ高架方式に変更された。現在、遺跡1,700平方メートルは竪穴住居も復元されて高架下の史跡公園として公開されている。

粥見井尻遺跡