ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 文化情報 > 無外逸方(北畠政勝) 寿像

本文

無外逸方(北畠政勝) 寿像

ページID:0109712 更新日:2026年6月1日更新 印刷ページ表示

概要

無外逸方(むがいいっぽう)(北畠政勝(きたばたけまさかつ)) 寿像(じゅぞう)

・種別:絵画

・員数:1幅

・時代:室町

・指定日:平成21年(2009)3月11日

・所在地:大阿坂町(浄眼寺)

・所有者等:浄眼寺

・備考:絹本著色、掛幅装、106.8×37.2cm

 

 本図を所蔵する浄眼寺は、阿坂城跡の麓に位置する曹洞宗の古刹で、伊勢国司北畠政勝(政郷)が僧大空玄虎(たいくうげんこ)を招いて開いた寺院です。政勝は文明18年(1486)、入道して無外逸方と号し、当寺を自身の菩提所としました。
 本図は、法衣を纏った政勝が、右上方に描かれた月を見上げる様を描いています。剃髪していますがその眼光は鋭く、顎髭を蓄え、生命力に溢れています。中世人物画の典型といえる、鋭い人物描写です。画郭上部には、明応3年(1494)銘の大空玄虎の賛(さん)がありますが、赤外線撮影によって、その背後に文明10年(1478)銘の旧賛が確認されました。この旧賛から、彼の存命中に描かれた寿像であることが分かります。室町戦国期の伊勢国司であった北畠氏当主を描いた画像は本図が唯一で、大変貴重な作品といえます。

 

無外逸方寿像