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射和万古 附 射和万古形
(いざわばんこ つけたり いざわばんこかた)
市指定有形文化財
射和万古は、古万古の再興と殖産興業(しょくさんこうぎょう)の理想をかかげた竹川竹斎(たけがわちくさい)(1809~82)が安政3年(1856)に開いた窯である。竹斎は絵付師の服部閑鵞や陶工の井田己斎・奥田弥助・近藤勇らを呼び寄せ、多種多様の製品を製造したが、やがて経営不振に陥り、7年後の文久3年(1863)に廃窯した。
竹川家に残る灯籠、唐獅子等の作品25種42点、万古形13種30点、総数にして72点が美術工芸品として指定されている。