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高田二号墳出土埴輪
(たかだにごうふんしゅつどはにわ)
市指定有形文化財
高田二号墳は上川町五良谷に所在する径27m、高さ3m前後の古墳である。
これらの埴輪は、昭和46年に偶然に発見されたものであり、古墳西北部周溝に伴う円筒棺であったと考えられている。
埴輪は、外面をタテハケによる調整を施し、体部に透かし穴があり、上段には三角透かし、最下段には半円形の透かしを用いるなど伊勢地方における最古段階の埴輪群であると考えられ、伊勢地方における古墳造営のあり方やその状況を考える上で極めて貴重な資料である。