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粟野・田引の中央構造線

印刷用ページを表示する掲載日:2020年12月3日更新

・飯高管内

155-278
粟野・田引の中央構造線
(あわの・たびきのちゅうおうこうぞうせん)
 

市指定天然記念物

概要

3,238平方メートル/飯高町粟野1317-1、1317-57、1317-58、1317-59、飯高町田引255-17、255-18/松阪市/令和2年11月24日指定

 中央構造線は、西南日本 (特に関東西部〜四国)で、地質が大きく異なる境の断層線である。これを境に地質学的には北側を西南日本内帯、南側を西南日本外帯と呼んでいる。
 粟野・田引の中央構造線露頭は、飯高町下滝野地区から富永地区にかけて走る林道三峰局ヶ岳線上にあり、粟野地区と田引地区の境界付近に位置する。標高差約35mの斜面にあり、走向方向に80mにわたり中央構造線が露出していることが確認できる。本露頭の評価は下記の通りまとめることができ、松阪市指定天然記念物としての価値を十分に有するものと考えられる。
(1)規模が大きく、直接に、しかも鮮明に接していることが観察できるとともに、露頭面が中央構造線の走向方向と同じであるため、水平方向の広がりを実感できる貴重な露頭である。
(2)外帯側を構成する三波川結晶片岩と、内帯側を構成する領家花崗岩類と和泉層群が見られる稀有な例である。
(3)国指定天然記念物である月出の中央構造線が南北方向に観察できる露頭であるのに対し、粟野・田引の中央構造線は東西方向に観察できる露頭である。互いに5kmほど離れているが、双方の露頭から、中央構造線の空間的な広がりをとらえることができる。
(4)この露頭は、中央構造線の変動の歴史を知る上で貴重なものであり、日本列島の変動の歴史を知る一助にもなる。

※現地見学をされる方へ
 粟野・田引の中央構造線の露頭に至る道は、落石の多い林道です。粟野側からは、林業経営に関わるトラック等が通行できる程度には整備されていますが、一般的な乗用車では通行が難しい場合がありますので、その点をご承知おきください。なお、田引側からの通行は、さらに困難を伴うことからお勧めしていません。

粟野・田引の中央構造線

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