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飯高管内
155-278
粟野・田引の中央構造線
(あわの・たびきのちゅうおうこうぞうせん)
市指定天然記念物
3,238平方メートル/飯高町粟野1317-1、1317-57、1317-58、1317-59、飯高町田引255-17、255-18/松阪市/令和2年11月24日指定
中央構造線は、西南日本(特に関東西部〜四国)で、地質が大きく異なる境の断層線である。これを境に地質学的には北側を西南日本内帯、南側を西南日本外帯と呼んでいる。
粟野・田引の中央構造線露頭は、飯高町下滝野地区から富永地区にかけて走る林道三峰局ヶ岳線上にあり、粟野地区と田引地区の境界付近に位置する。標高差約35mの斜面にあり、走向方向に80mにわたり中央構造線が露出していることが確認できる。本露頭の評価は下記の通りまとめることができ、松阪市指定天然記念物としての価値を十分に有するものと考えられる。
※現地見学をされる方へ
粟野・田引の中央構造線の露頭に至る道は、落石の多い林道です。粟野側からは、林業経営に関わるトラック等が通行できる程度には整備されていますが、一般的な乗用車では通行が難しい場合がありますので、その点をご承知おきください。なお、田引側からの通行は、さらに困難を伴うことからお勧めしていません。