ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 子育て・教育 > ひとり親 > 相談 > 「ひとり親向けコラム」20241120

本文

「ひとり親向けコラム」20241120

ページID:1545632 更新日:2024年11月20日更新 印刷ページ表示

ひとり親の経済自立ってどの状態?(令和6年11月20日配信)

 

 ひとり親だから自立しなければいけない、と言われても、どの状態を目指せば、自立と言えるのか?明確に分かる人は少ないと思います。
 このコラムでは「自分の収入以内で生活費が収まり、将来のために少しでも貯蓄ができている状態」を自立と定義します。
  自立の状態になるために、何からしていけばいいかを考えていきましょう。

 

【自分の収入以内に生活費を収める】
自立の第一歩は、自分の収入以内で生活を維持することです。手取りが20万なら家計費も20万以内にと考えましょう。足りなければ収入アップの転職、又は家計費の見直しが必要となります。たとえば、毎月の出費を把握するために家計簿をつけることから始めてみましょう。支出の中で、削減できる固定費や変動費を見つけることがポイントです。通信費や保険料、電気代など必要なものと、優先度の低いものを整理することで、少しずつ節約できるようになり、貯蓄の余裕も出てきます。

【将来のための貯蓄とは】
貯蓄の目標は人それぞれですが、まずは「教育資金」や「生活の予備資金」または「レジャー費」など、具体的に分けて貯蓄することをお勧めします。こどもの教育費は、早めに少しずつ準備を始めると良いでしょう。少額からでもコツコツと積み上げる習慣をつけてください。養育費か児童扶養手当、又は児童手当などを、教育費の貯蓄に充てていくと分かりやすくなります。児童手当を0歳から貯蓄すると約200万になります。毎月使っていると小さな金額ですが、18年貯めると大きな金額になります。また、ひとり親の方が困るのは、日々の生活よりも「車検」「冷蔵庫が壊れた」などの急な出費です。いざという時の備えとして、予備の資金も少しずつ蓄えていくと安心です。

【末子のこどもが22歳の時、あなたはいくつ?】
末子が22歳を迎える時の自分の年齢をチェックしておきましょう。大学に行った場合の想定になります。教育費はここで終了となり、一息つくことができます。次は老後に向けた準備をすることになります。末子が22歳の時に自分の定年までの年数が何年あるのかをチェックしましょう。10年以上あれば教育費と老後費の準備は別に考えていいでしょう。10年未満の場合は、両方を重ねて考える必要も出てきます。

【最後に】
経済的な自立は、ひとり親にとって大きな挑戦かもしれません。 家計の見直しをすることで、必要な収入が把握できます。その収入に足りなければ働き方も考える必要性もでてきます。自立は難しいことではありません。計画的に進めてください。その背中を見て、こどもたちも未来への希望を持つことができます。

日本シングルマザー支援協会 「ワタシのミライ相談」はこちら↓

ワタシのミライ相談 | 一般社団法人 日本シングルマザー支援協会 (xn--qckmb1noc2bzdv147ah7h.com)