本文
松阪市小中学校統合型校務支援システム構築及び保守管理公募型プロポーザルの審査結果について
松阪市小中学校統合型校務支援システム構築及び保守管理公募型プロポーザルの審査結果について
1.経過
本市では、児童生徒が活用する様々な学習系システムはすでに導入済みであるものの、校務支援システムが未導入のため、各種システム間でのデータ連携がスムーズに行えず、情報収集や分析が困難な状況となっています。各種システム間でデータ連携し、業務の効率化や更なるデータの利活用を図るには、クラウドベースの校務支援システムを導入することが必要となります。
そこで、不登校対策に資する機能及び、教育ダッシュボードの創造が可能となるシステムを選定するため、幅広い提案をうけることのできる公募型プロポーザルを実施しました。プロポーザル審査は、参加申請のあった3者において実施し、次のとおり最優秀提案者を選定しました。
2.審査方法
(1) 書類審査(一次審査)
参加申請のあった3者において、令和7年8月6日に企画提案書、詳細機能要件確認表等による一次審査を実施し、参加申請のあった3者から、一次審査通過者2者を選定しました。
審査は、企画提案書の内容を評価する「企画提案書内容評価」と、導入予定システムの機能を評価する「機能要件評価」の2項目で実施しました。
各評価の配点は、企画提案書内容評価1,500点、機能要件評価1,500点とし、合計評価を3,000点満点としました。
(2) プレゼンテーション審査(二次審査)
令和7年8月26日に一次審査通過者2者による、二次審査を実施し、企画提案書等の提出書類及び企画提案者によるプレゼンテーションにより審査を行いました。
審査では、一次審査評価の「企画提案書内容評価」と、「機能要件評価」に加え、価格を評価する「価格評価」、プレゼンテーション内容を評価する「プレゼンテーション内容評価」を実施しました。
各評価の配点は、企画提案書内容評価1,500点、機能要件評価1,500点、価格評価1,000点、プレゼンテーション内容評価1,000点とし、総合評価を5,000点満点としました。
3.プロポーザル審査委員会
松阪市小中学校統合型校務支援システム構築及び保守管理プロポーザル審査委員会設置要綱に基づき審査を行いました。なお、審査委員のメンバーは、学識経験者1名、学校管理職または教職員6名、行政職員3名の計10名で構成しています。
4.講評
全国の市区町村教育委員会における導入実績並びに運用実績もあり、企業として教育の情報化に対する組織体制が確立されていることも確認できました。
機能面においても、本市が求める機能要件を全て満たしており、本市が目指す教育データの利活用及び、業務の効率化の実現が期待できるものでした。
また、実際に他自治体において活用している学校の声等、エビデンスに基づいた提案となっており、活用のイメージが想像しやすく、全体を通して高水準な提案内容でした。
5.最優秀提案者
所在地:愛知県春日井市如意申町7-7-5
会社名:株式会社 EDUCOM
代表者:代表取締役 小林 泰平
総得点数:4,643点/5,000点
見積金額:79,963,400円(税込)