トンネル長寿命化修繕事業は、松阪市が管理する3本のトンネル(平成28年4月1日現在)が、今後、老朽化に伴い従来の事後的な修繕等を継続した場合、維持管理コストが増大となるため、可能な限りのコスト縮減を図りつつ、地域の道路網の安全性・信頼性を確保する事業です。
本計画策定は、平成26年度に松阪市が管理する3本のトンネルの点検を実施し、経年変化を踏まえたトンネルの健全度及び損傷を把握した上で、「トンネル長寿命化修繕計画」を策定しました。
このうち平成26年時点で建設後50年を経過するトンネルは「日川トンネル」の1本ですが、20年後には「加杖坂トンネル」は建設後50年以上となり、高齢化が進み、補修補強費用が大幅に増加することが予想されます。
このため、適切な点検と評価に基づく補修補強を計画的に実施することによりトンネルの長寿命化を図り、道路利用者の安全・安心を確保するとともに、今後増大が見込まれる修繕費用に要するコストを可能な限り低減するためにトンネル長寿命化修繕事業に取り組んでいます。