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予防接種(子ども):麻しん・風しん(MR)
病気の説明
麻しん
「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルスの空気感染で起こります。
感染力が強いため、予防接種を受けないと多くの人がかかり、また、かかった人は数千人に1人の割合で死亡します。おもな症状は、発熱・せき・鼻汁・めやに・発しんです。しばらく発しんのあとが残ることがあります。まれに、亜急性硬化性全脳炎 (SSPE) ※という脳炎を発症することがあります。
※麻しんウイルスによるゆっくりと進行する脳の炎症で、感染後数年してから軽度の知的障がいやけいれんといった症状があらわれてきます。
風しん
「三日はしか」とも呼ばれ、風しんウイルスの飛沫感染で起こります。
軽いかぜのような症状からはじまり、発しん・発熱・後頸部リンパ節腫脹・眼球結膜の充血などがみられます。まれに、関節痛・血小板減少性紫斑病・脳炎などの合併症を発症することがあります。
大人になってからかかると、重症化しやすくなります。妊婦が妊娠早期にかかると、先天性風しん症候群により障がいを持つ赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。
麻しん・風しん(MR)混合ワクチン
麻しんウイルスと風しんウイルスを弱毒化して混合した生ワクチン(生きたウイルスの毒性を弱めたもの)で、平成18年4月1日から導入されました。
麻しんもしくは風しんのいずれかにかかったことがある場合でも接種することができます。
単独ワクチンの接種を希望される場合は、一度かかりつけの医療機関でご相談ください。
対象年齢と接種回数
第1期
12か月以上24か月未満の方です。
1回接種します。
第2期
幼稚園・保育園の年長児に相当する年齢の方です。
※令和6年度は平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ
1回接種します。
その他
- 母子健康手帳の接種済み印や予診票の接種済証は、今後の大学・専修学校・各学校等への進学や、海外渡航・進学等で必要となる場合がありますので、大切に保管してください。
- 平成20~24年度に実施していましたMR3期・4期の特例措置は、平成25年度以降終了となりました。
- 定期接種としてMRの接種の機会を逃してしまった方への助成を行っています。詳しくは「MR接種漏れの助成事業について」をご確認ください。