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予防接種:帯状疱疹

ページID:0170170 更新日:2025年3月25日更新 印刷ページ表示

 帯状疱疹を予防するワクチンは、これまで任意での予防接種で全額自己負担でしたが、予防接種法に基づく定期接種に位置付けられ、令和7年4月1日から対象となる方は接種費用の一部を公費負担で受けられるようになります。

帯状疱疹とは

 帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。水ぶくれは典型的には体の左右どちらかに帯状に現れ、時に痛みを伴うことがあります。また、皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる合併症が起こることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。
 帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

 ワクチンには帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。帯状疱疹を罹患した方でも接種可能ですが、発症中に症状を和らげる効果はありません。

関連リンク

帯状疱疹ワクチン(厚生労働省ホームページ)

定期接種の対象者

 接種時点で松阪市に住民登録があり、これまでに帯状疱疹を予防するワクチンを接種したことがない次の年齢の方

対象者の年齢

  1. 65歳の誕生日を年度内に迎える方
  2. 接種時点で60歳以上65歳未満でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障がいがあり、日常生活がほとんど不可能な方
  3. 令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置として、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の誕生日を年度内に迎える方(令和7年度に限り100歳以上全員を対象)

令和7年度の対象となる生年月日

令和7年度末の年齢 生年月日の範囲
65歳 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日まで
70歳 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日まで
75歳 昭和25年4月2日から昭和26年4月1日まで
80歳 昭和20年4月2日から昭和21年4月1日まで
85歳 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日まで
90歳 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日まで
95歳 昭和5年4月2日から昭和6年4月1日まで
100歳以上 大正15年4月1日以前のお生まれの方

令和7年度以降も含めた定期接種対象年齢表

帯状疱疹ワクチン定期接種対象年齢表 [PDFファイル/211KB]

案内通知について

 毎年、対象となる方には松阪市から案内通知をお送りしています。送付は3月から4月にかけて行う予定です。

注意点

  • 令和7年3月31日以前に予防接種を受けたときは、上記の対象年齢であっても全額自己負担となります。
  • 現在65歳であっても、年度内に66歳になる方は、その年度は定期接種の対象となりません。
  • 5歳刻みで対象となる経過措置は5年間限定となるため、例えば65歳の対象時期に予防接種を受けなかった場合、5年後の70歳では定期接種の対象となりません。
  • 定期接種の対象となるのは決められた1年間だけですので、接種を希望される方は接種機会を逃さないようにご注意ください。

接種費用と回数

 接種費用と回数はワクチンの種類によって異なります。

 対象年齢の生活保護受給者は、自己負担額が免除となりますので、医療機関に申し出ください。

 

ワクチンの種類

接種回数と間隔 接種費用

生ワクチン(ビケン)

乾燥弱毒生水痘ワクチン

1回皮下に接種する 1回接種で3,000円

組換えワクチン(シングリックス)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

(基本的には)2か月以上の間隔をあけて2回筋肉内に接種する

1回につき8,000円

(2回接種で16,000円)

ワクチンの種類

 定期接種として受けられるワクチンには2種類あります。それぞれ接種回数や接種方法、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。

効果とその持続期間

ワクチンの種類

接種回数

(接種方法)

帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告)
接種後1年時点 接種後5年時点 接種後10年時点

生ワクチン(ビケン)

乾燥弱毒生水痘ワクチン

1回

(皮下)

6割程度の予防効果 4割程度の予防効果

組換えワクチン(シングリックス)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

2回

(筋肉内)

9割程度の予防効果 9割程度の予防効果 7割程度の予防効果

主な副反応(各社の添付文書より)

ワクチンの種類 主な副反応の発現割合
70%以上 30%以上 10%以上 1%以上

生ワクチン(ビケン)

乾燥弱毒生水痘ワクチン

発赤(※) そう痒感(※)、熱感(※)、腫脹(※)、疼痛(※)、硬結(※) 発疹、倦怠感

組換えワクチン(シングリックス)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

疼痛(※) 発赤(※)、筋肉痛、疲労 頭痛、腫脹(※)、悪寒、発熱、胃腸症状 そう痒感(※)、倦怠感、その他の疼痛

(※)ワクチンを接種した部位の症状

接種場所

 三重県内の協力医療機関で接種を行います。

 松阪市、多気郡3町の協力医療機関一覧 [PDFファイル/329KB]

 なお、三重県外で接種をした場合は全額自己負担になります。

接種方法

 予防接種協力医療機関に電話等で予約を入れ、予防接種を受けてください。

持ち物

  • マイナンバーカード等の住所が確認できるもの
  • 接種費用

  予診票は医療機関に設置してあります。


県外での接種について

 全額自己負担となりますが、事前に申請していただくことにより、接種後、万が一健康被害が生じた際に予防接種法に基づく救済(健康被害救済制度)を受けられます。

 「県外での予防接種の実施の申出書 [PDFファイル/212KB]」を提出していただくか、インターネットの「県外での予防接種実施の申出フォーム(定期B類疾病・成人予防接種用)」をご利用ください。
内容確認後、定期接種実施依頼書を医療機関または市区町村長宛に交付します。

健康被害救済制度

 定期接種ではワクチン接種後に健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が生じた場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)を受けることができます。申請に関することは健康づくり課に問い合わせください。

健康福祉部 健康づくり課(松阪市健康センターはるる)
電話番号:0598-31-1212
時間:8時30分~17時15分(土曜日・日曜日・祝日、年末年始を除く)

関連リンク

予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ)

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