水痘とは、いわゆる「水ぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。
水痘にはワクチンがあり、現在国内では乾燥弱毒性水痘ワクチン(以下、水痘ワクチン)が用いられています。水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘を100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。
接種時点で「生後12月から生後36月未満(1歳、2歳)の方」
3月以上の間隔をあけて「2回」接種します。
生後12月から生後15月に至るまでに1回目を行い、2回目は1回目終了後6月から12月に至るまでの間隔をおいて1回接種します。
実施医療機関に電話などで予約を入れ、当日に保険証や母子健康手帳などを持参してください。予診票をお持ちでない方は医療機関に設置してありまので、ご予約の際にお申し出ください。
生後36か月から60月未満の方の経過措置は、平成26年度限りで終了いたしました。