ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 市政運営・意見募集 > 市政参画 > まつさか若者クラブ > まつさか若者クラブ 3rd season 1回

本文

まつさか若者クラブ 3rd season 1回

ページID:0116754 更新日:2021年8月25日更新 印刷ページ表示

若者クラブ3rd 第1回 令和3年8月25日

登壇者

松阪市役所  田中 広毅
松阪市役所 勝田 茂樹

内容(要旨)

トークセッション

〔田中さん〕
―松阪市役所をめざすきっかけ―
大阪市長であった橋本徹氏と当時の松阪市長の対談を聞いて行政に興味を持ったことがきっかけ。
橋本氏に「住民の行政参画に関して」質問した際、「地方は直接民主であり、住民が参画することにより良いまちになっていく。」との回答があり、行政の仕事は「お役所仕事」のような面白くないイメージを抱いていたが、行政は「社会を変化させることができる組織」であると思い、抱いていたイメージが一変した。
当時の三重県知事や松阪市長は変革のイメージが強く、特に基礎自治体は変化にスピード感があるように思い松阪市役所を志した。

―公務員の仕事の面白さ―
現在3つ目の部署。窓口で税を扱う部署、庁内の改善を担当する部署、そして現在は市役所の金庫番のような部署で仕事をしている。
今の部署は直接市民対応をする部署ではないが、現場の部署と対話を行い、市民のために考えた事業に対して予算を適切に配分する業務は市民のためになると感じ、やりがいがある。

―松阪市役所や松阪市長のイメージは?―
松阪市役所の規模は組織として身動きがとりやすいように感じる。(これを超える規模であると縦割り感が強くなり、小さくなると動きやすいがスケール感が小さくなりすぎる感じがある。)若いうちから、まちの全体を見渡せるちょうどよい規模であると感じている。
また、職員に良い人が多いと感じる。
今の市長も職員のチャレンジに寛容であり、色々なことにチャレンジができる点は良いと思う。

―松阪市の課題は?―
縦にも横にももっとボーダレスな組織になればよいと思う。
スピード感や多角的視点に欠ける面がある。例えば、プロジェクト制など課題解決にあたり組織として流動的な対応ができるようになるとよりよいと考えている。

―松阪市のイメージは?―
松阪牛というトップブランドを抱えているが、その他の面においては良くも悪くも全国に点在する地方都市のひとつ。特色として、交通の要所であり、流通が盛んであった歴史があったため商いが盛ん。歴史のある小規模事業者が多いと思う。
また、市域が広く一体感の醸成が難しい。多エリアがくっついているという印象がある。
8年間松阪に住んでいたが(今は家庭の関係で鈴鹿に在住)比較的シャイな人が多いように思う。新しいことには意外と様子を見る人が多い印象。面白いとわかると乗ってくる。

〔勝田さん〕
―松阪市役所を目指すきっかけ―
結婚するなどライフステージの変化があり、今までのキャリアを生かしつつ生活を変化させたかった。
前職は拘束時間が長く、自分や家族のために時間をつかうことができなかったので転職を考えるようになった。
松阪市役所への転職を考えた理由として、前職である松阪ケーブルテレビでは松阪市の情報を伝えていたが、実際に決定に加わりたいという気持ちが芽生えたことがあげられる。

―公務員の仕事の面白さ―
公務員の仕事はとても面白いと思っている。
民間で働いていたときよりある意味責任が重いと感じる。
自分のまちの未来に関わる仕事であり、ひいては、大切な人の毎日を大切にできる仕事だと思っている。
市役所のどの仕事も市民のためになる。

―松阪市の課題は?―
利益を上げるという大目標がある民間企業と違い、部署毎に様々な目標があるので、しっかりと分析して目標を設定することが大事だと考えている。

また、しっかりとマニュアルを作っていくことも大切なことだと思っている。仕事をすることはマニュアルを作っていくことと考えている。自分が行ったことをしっかりと文章として残して、積み重ねていくことが組織全体を良くしていくと考える。

―松阪市のイメージは?―
松阪自体がちゃんと歴史が語れる町であることも魅力の一つであると思う。ルーツを語れることは非常に大事であると思う。
よその町で自身の町を題材に面白動画などつくってPRなどしているがその必要がないくらいポテンシャルのある町であると思う。

トークセッション後の質疑応答

参加者より
Q:財政についての課題は?
A:市は自主財源と国からの財源で運営している。若者が流出し税収減、高齢化に伴う社会保障サービスの増大する中、どのように財源を充てるか。災害対応をいかにしていくか。

Q:書かない窓口について
A:書かない窓口はこのコロナ禍で注目されNHKも取材に来た。窓口の対応時間の短縮につながる。また、自分で字を各書くことが困難な人に対しても有効であると考える。

ブレイクアウトルーム

一部抜粋
〈質問〉
Q:異動には経験の蓄積がないなどデメリットが多いように思うが
A:市役所の特性上、職員はいろいろな部署を経験する必要があるのでデメリットを考慮しても重要である

〈感想〉

  • 市によっては文化財関連の予算が減らされ、コロナ対策など市民のライフラインに税金を使ってほしいというなか、歴史文化にも予算をしっかりと割り振っていることは良いことであると感じた。
  • 市役所の仕事は住民にふれる機会が多く、多様な方に対応する必要があることを改めて認識した。

〈所感〉
他の回と比べ、公務員というコンテンツに対する注目度は非常に高いという感触を得た。
若い世代に対してアクションを起こす際には我々が地方公務員であるということはそれ自体で利点となりうる。今後、同様のイベントを開催する際には公務員の仕事内容という入口から話を展開していくことは多人数にリーチする際の有効な手立てになりうると考える。
また、今回の登壇者は内部事務に係るものであり、一般的にイメージするいわゆる“お役所仕事”的な仕事像を少し変えることができたように感じた。


まつさか若者クラブ
1st season(平成29年度)
2nd season(平成30年度)
3rd season(令和3年度)
SDGs×松阪市 オンライン講演会(令和4年度)
松阪未来対談