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平成29年11月、まつさか若者クラブ~MYC~の会員から市長に対して、若者が「住みたい、住み続けたい」と思えるまちづくりについて提案していただきました。その提案に関連して、既に取り組んでいるものや、平成30年度から取り組んでいくものをいくつか紹介いたします。
保育現場の改善
平成30年度から、公立保育園においてICT(情報通信技術)を活用した保育業務支援システムを導入し、保育士の業務に係る負担の軽減と効率化を進めます。
また、事務補助員を週1~3日程度各園に配置していきます。
「情報提供」から「情報共有」へ。ニーズが合う人と出会うまでの時間と距離を縮める
平成30年度から、子育て世代への情報発信について、従来の方法に加え、スマートフォン用の「子育て支援アプリ」を活用し、安心して子育てができるよう支援していきます。
また、健康センター「はるる」で土曜日や日曜日の事業を新たに設け、親子で出かける場をつくります。
嬉野町や中川町にも健康センター「はるる」のような施設を
平成30年度から、嬉野保健センターに「はるる」についで2か所目となる子育て世代包括支援センターを設置し、子育て支援体制のさらなる充実に努めていきます。
電力の発電を地域ごとに行うことで、電力の発電と供給を他の地域に頼らない
電力市場の自由化に伴い、平成29年11月、民間事業者との共同出資により「松阪新電力株式会社」を設立しました。
平成30年3月から、松阪市クリーンセンターで発電された電気を中心に公共施設等に供給し、電気を地産地消で賄うことで電気コストの削減を実現していきます。また、事業収益は、地域の好循環を生み出す森林資源の利用や地域の活性化につながる事業に活用していきます。
松阪市でも住民票などがコンビニ交付できるようにする
平成30年2月1日からマイナンバーカードを活用して、各種証明書が取得できる「証明書コンビニ交付サービス」を開始しました。平成30年度は、サービスのさらなる周知とマイナンバーカードの普及促進に努めていきます。
松阪駅の再開発
平成29年5月に「豪商のまち松阪」中心市街地土地利用計画で定めた、松阪駅西地区複合施設計画を進めるにあたり、平成30年度に若者を含めた幅広い年齢層を対象に、ワークショップを行いながら、基本構想の作成に取り組んでいきます。
救急相談ダイヤル24の圧着カードを送付し利用者数の拡大
現在の松阪消防HPへの掲載、消防イベントでのチラシの配布、行政チャンネル文字放送での周知に加え、平成30年度に、救急相談ダイヤル24のマグネットシート広告を配布していきます。
65歳以上を対象とした無償のMCIチェックテストの実施
健康フェスティバルやワークセンターフェスティバル、歯の健康まつりなどの各種イベントで、タッチパネル式認知症スクリーニング機器(物忘れ相談プログラム)の体験を呼びかけています。
その他の提案の中には、既に取り組んでいるものや、いろいろな機関と連携しながら取り組んでいる事業もあります。市だけではなく、民間や地域の方とともに進めていかなければ難しいものもありますが、会員の方からのご提案は今後も市政運営の参考とさせていただき、引き続き検討していきます。